【DIY】オートディスペンサーの修理【モノタロウ】
【DIY】オートディスペンサーの修理【モノタロウ】
【状況】
モノタロウで買ったオートディスペンサーです。2020年の8月頃、買ってから1年半くらいで液体食器用洗剤の吐き出し具合が悪くなるくなりました。まったく出ないような場面も多々あり、便利な機械が一転、困ったちゃんになったので修理することにしました。
モノタロウで買ったこのオートディスペンサーですか安いときに買えば1台1800円ぐらいで購入することができます。電池のまとめ買いの時とか5Lの洗剤ボトルを小分けして使っていました。
5L入りでも740円ぐらいで買えますので、240mlの細い洗剤ボトル21本分ぐらい使えます。
そうすると、スーパーやドラッグストアで200円ぐらいの洗剤が1本分あたり約35円ぐらいで買っている事になりますね。汚れの落ち具合もほとんど変わらないのでかなりの節約係数になります。
【修理開始】
状態としては、手をかざしてもモーターの音はするけど洗剤が入っているので出てこないんですね。
分解して確認しましょう。
まずは、洗剤を抜き取って水洗いしてから上部から。
カバー脱着。配線は、電池配線とモーター配線のみですね。
基盤が見えてきました。とてもシンプルです。
次は、電池を抜いて下から。
ポンプ部分です。
この状態でモーターを動かして動作をチェックしたかったので電池ケースとモーターを
直結してみます。
電子工作の残りの抵抗の足の切った奴とかを差し込んで直結。
ブーンブーンとモーターは正常に回ります。
確実に、怪しい箇所を追い込めていっています。
見せてもらおう、そのポンプの中身とやらを!
ポンプのカバーを外します。
これは、、心臓を一度止めて手術するような時に血液を体外循環ポンプに切り替えるときに使われるローラーポンプですね。
チューブの中に液体が入っていて回転するローラーで順繰りに液体の区画を回転して送り出していくというチューブポンプともいいます。このチューブポンプの簡易型のような構造をしています。
中のバネはチューブが潰れないように入れているのと、逆流防止弁も付いているようです。
では、なぜこれが動作しなくなるのか。
一言で言えば、グリスの劣化。
あとは、チューブの弾力も落ちている気がするので次にダメになったらシリコンチューブも交換ですね。これは安いです。
所詮、電池駆動の非力なモーターですから回転抵抗の増大で動作しなくなったようです。
現に、確認したところ、グリスはパサパサになって潤滑性能がなくなっていました。軸受けもグリス頼りでハメ込んであるだけです。
原因がわかれば対処するのみで、今回は、手元のセラグリスHGを使いました。模型用の樹脂用のグリスですね。
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ミニ四駆にはこのグリスです。
古いグリスのカスを綺麗に掃除してから回転面や摺動面に塗布しておきます。最低限で。
塗ったら、カバーを嵌めて動作確認。
動画で確認できます。
元の様の組み立てて修理完了