【霧ヶ峰】分解エアコンクリーニング【第2弾】

エアコン正面分解

分解エアコンクリーニング【第2弾】※ドレンパンもはずしてファンも外して綺麗にします。

【状況】

三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-SV259

インバーターエアコン 2.5Kw

エアコン正面分解

2009年製冷房定格消費電力505W 冷房COP4.95のインバーターエアコンである。

真夏の8月、24時間×1ヶ月間ほぼ電源ON状態で、

128Kwhの消費電力であった。1ヶ月約3000円。1日約100円。※2012年記事執筆当時。

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ちょっと、お値段は張りますがエアコンや冷蔵庫の様なモーターが動いてるような電気製品の場合は、ワットチェッカーのような力率も計れるような電力計を使わないと、正確な電力が計れません。

今回は、内部のクロスフローファンと吹き出し口から見える部分のカビ取り分解エアコンクリーニングの記録である。

【作業開始】

三菱エアコン 霧ヶ峰の住設タイプであるが、この機種は、ガス配管を外さなくてもクロスフローファンが取り外せて丸洗い出来ます!

このクロスフローファンが取り外せると、エアコン内部がほぼぞうきんなどで掃除できカビも完全撤去できます。

タバコを吸わない環境でエアコン電源OFF時に内部クリーニング機能を使っていれば、熱交換機フィンまではカビが生える事はほとんどないと思われます。(※もちろん使用環境によって違います。)

クロスフローファンにはこの写真のような汚れが付着しています。

ホコリやらカビやらですね。

これを脱着しないで掃除するには結構大変です。

まずは、カバーを外します。

この住設モデルの霧ヶ峰は、とても構造がシンプルです。

風向板を右側の突起位置に合わせてたわませると簡単に外せますので、その風向板の裏にある

ネジカバーをはずすと、左右の2本のネジが出てきます。

ネジを外すと、あとはツメではまっているだけですので下から持ち上げるようにして静かに持ち上げながら

はずしていきます。ちょっとコツが入ります。

馬鹿力ではずそうとすると、ツメを折ってしまいますので慎重に外しましょう。

そうすると、上の写真のような状態になります。

エバポレーター(熱交換機)は、100円ショップのエアコンフィルターを使っていたので綺麗なモノです。

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この手のフィルターですけどね。これは取り付けた方がいいです。ホコリの捕捉率が全然違います。

下の写真の熱交換器を見てください。数年使ってはいますがホコリは皆無ですよね。

ですが、フィルターが詰まってくると風量が激減するので1ヶ月半くらいで必ず交換メンテナンスする必要はあります。

お次は、右の電装部分から風向板を動かすモーターのケーブルを引っこ抜きます。

コネクタになっているので簡単に外せます。

この部分を引き抜き配線を経路からはずしておきます。

次は、ドレンパンの取り外し作業です。

水が溜まっているのでエアコンの下は養生して新聞紙やらなにやらで広範囲を覆って汚れないようにしましょう。

今回は右ドレンなのですが、ドレンパンの左にもドレン水がたまっています。

ドレンパンは中央を中心として左右に勾配がついていて左右どちらでもドレン配管を接続出来る構造上、使っていない側は、ゴム栓が付いているわけですが、その部分にはドレン水が溜まってます。

あと、エバポレーター(熱交換機)にもたっぷり水分が残ってますのでドレンパンを外すと水が垂れますから

タオルなどで良く拭き取ってください。※乾燥状態の場合は省略。

ドレンパンは、ツメではまっているだけなのでよく見て外していきます。

ドレンパンは、最後にドレン配管の正面に見えるツメを外すと簡単に外れます。

これでドレンパンが外れました。

【クロスフローファン】の取り外し。

ファンを取り外します。

さて、ファンはどのようにモーター軸に固定されているのでしょう。

上の写真を見ればわかりますね。

ファンを回していくと羽根が一部抜けていてネジの頭が見えます。

これを外すと、モーター軸から外せるので緩めておきます。

左の固定側のネジをはずして、エバポレーターをちょっと手前に動かして、ファンを引き抜きます。

ファンをはずして下からの写真。内部がスカスカになりました。

内部のお手入れはここから雑巾などで拭き取れば十分です。

エバポレーターが綺麗な場合は何もしないほうが表面のコーティングを痛めないし長持ちします。

内部のプラスチックの部分は、黒カビなどが付着しやすいのでお掃除したいところですので

ピカピカにします。

何シーズン目からはこれくらいのカビは当たり前です。ここはファンの奥で通常の状態ではお手入れできません。

あとは、ドレンパンから風向板用のモーターを外してから、

本体カバー、風向板、ドレンパンを丸ごと洗います。

どんな洗剤を使っているの?

使った洗剤は、

横浜油脂 シルバーNプラス 2.4kg

容量的にはこちらが買いやすいです。

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この洗剤は、業務用エアコン用です。カビはもちろんたばこのヤニも簡単に落ちます。

10倍~20倍希釈で、使用後10分くらい放置するだけの強力洗剤です。

あまりに強力すぎるので、あまりオススメしたくありません。

強力アルカリ洗剤なので、目に入ったりすると失明の危険がありますし、素手で触るとかなり手が荒れます。

市販の家庭用の洗剤のつもりで扱ってほしくない部類の業務用洗剤です。

アルカリが強いので大量の水ですすぎも必要です。

ただ、これ洗浄力はたしかにすごいです。

換気扇とかにも使えますけどね。油汚れが簡単に流れていきます。

使用の際には注意事項を良く守ってご利用ください。

※現在は入手しにくいのでこちらがオススメです。

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【各部洗浄後】

組み付けていきます。

ぴっかぴっかなりました。ここまでの輝きは分解、つけ置き洗浄が出来ないとなかなか難しいと思います。

あとは、分解の逆の手順で組み付けていきます。

最後に風向板を取り付けて完成。

【徹底分解】エアコンクリーニング【インバーターエアコン】

 

※2015年6月14日誤字修正、加筆訂正しました。

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