【DIY】モノクリーナをサイクロン集塵機に改造した~ラックの紹介
【DIY】モノクリーナをサイクロン集塵機に改造した~ラックの紹介
【状況】
今回は、サイクロン集塵機の制作記で作ったペール缶回収式サイクロン集塵機をより使いやすくする為の収納兼移動式ラックを製作しました。
製作したサイクロン集塵機は、掃除機+サイクロン分離機から構成されていて掃除機の吸引力を利用した負圧式のサイクロン分離機がメイン機構になっていて三角コーンの部分で空気が高速回転して遠心力でゴミや粉じんが三角コーン内で空気を分離されてクリーンになった空気は掃除機へ吸われゴミは回転しながらペール缶へ落下していきます。
■サイクロンのシュミレーター動画があります。
青い玉は空気と考えて良いです。
赤くなるほど粒子が重くなっています。
青い色の粒はすぐに吸われて上昇していきますが、赤い粒や黄色の粒は重かったり大きいので遠心力で外側に押しつけられて上昇することができません。そのうちに重力や上から来る粒や空気に押しやられて青い粒以外はどんどん下部に落下していきます。最後は、ゴミは下の容器に溜まっていき分離されてきれいになった空気は掃除機へ吸われるのでゴミはペール缶のみに溜まり掃除機の中にはゴミは溜まらない仕組みです。
厳密には、サイクロン効率がありますので100%ではなく数%の軽い塵は、掃除機へ吸われていきます。
大量のゴミを吸ったり粉末状のゴミを吸うとさすがのサイクロン集塵機でも掃除機のフィルターまで少々のゴミが届くよってことです。
とはいえ、木くずのような大きめのゴミの場合はほぼ分離できてしまう優れものなので木工工作をやり出すとすぐに欲しくなるサイクロン集塵機です(^^
WEBマスターの場合は、吸引器に業務用の掃除機に市販されている遠心分離機とペール缶を組み合わせて作りました(^^これがとっても便利で役立つのですが、いささかペール缶も大きいですし掃除機も大きいので場所もとり嵩張りますよね。
また、今期は、リフォーム案件(自宅)が入りましたので移動式にしていろいろな場所でサイクロン集塵機が役立てせたいと考えたので、便利に掃除機本体とペール缶を収納できて移動も便利な奴を作ろうということで作ってみました。(^^
【製作紹介】
■一番下の枠を鉄アングル材で作る
基本的には、前に作った溶接機ワゴン製作の流れで半分一緒に作ってしまったのでアングル作成の部分はそちらを参考してください。
ホムセンの資材コーナーで売っている黒皮の鉄アングルを使って丈夫に作ります。
一番下の段の掃除機が乗る部分になります。
写真は溶接ワゴンのモノですが、掃除機のサイズに合わせてカットして四角形の枠を作ります。
自分の持っている掃除機に合わせてカスタムメイドしてください。
家庭用の溶接機で溶接します。
以前の記事でレッドゴー120を修理してつかっています。
→家庭用溶接機の修理の記事
コーナーを溶接
角を補強します。
車輪を溶接
この辺りまでは、溶接ワゴンとまったく同じ行程ですが、
ちょこちょこ進めてしまった為、この後は、途中の写真がありません。
このサイクロン集塵機の構成で一番重いのが掃除機。あとは、吸い込んだゴミを溜めるペール缶なのでゴミが溜まってもそれほど重くはないので掃除機が乗る部分をしっかり作っておけば低重心で基本は安定します。
軽量鉄パイプを掃除機の高さ+αに4本用意してスポット溶接でアングル枠に溶接ですがこれが1mm厚の軽量パイプですからちょっと難しかったです。
ペール缶を乗せる枠は、アルミ角アングルでブラインドリベットで制作。上にベニアを張っておきました。
そこから、パイプを曲げる為のパイプベンダーを買うまでは少々放置してましたので
あとは、ここから紹介。
■軽量鉄パイプをパイプベンダーで曲げてハンドルを作る
パイプペンダーを購入したので早速使ってみます。工作で作ったものに手軽にハンドルを作ったりバイクのステーをパイプで作ったり持ってるいると工作の幅が広がる工具です。
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写真で曲げているパイプは直径19ミリで厚みが1ミリぐらいです。
パイプベンダーの19ミリ用のアタッチメントがあるのでピッタリでした。
このロール式パイプベンダーはこの黒い円を半分にしたアタッチメントの曲がり径以外に曲げられないのでこの曲率を使って設計していきます。
90℃の直角に曲げてみました。アタッチメントのパイプを固定する部分から曲げ終わりまでパイプの中心から11.5cmぐらい必要になります。
つまり、こういう事です。
この長さ知っておけば、好きなサイズのハンドルを作れます。
出来たハンドルは端っこをハンマーで潰して板状になった部分をブラインドリベットで固定します。
■メインのハンドルを作りました。
長めにしてペール缶の上部のサイクロン分離機から出ているホースとパイプを乗せれるようにしておきます。ホースの荷重がサイクロン部に直接かからないようにしてやります。
※写真に写っている部分の主なポイント
■メインハンドル(ホース保持安定兼)
掃除機の上にペール缶をレイアウトしたので背が高くなっています。持ち運びする時に斜めに傾けて運ぶことができます。また、ホースに引っ張る力がかかってもサイクロン本体にかかる力をハンドルが受け止めるのでペール缶のフタに無理な力がかからないようにしています。また、メインハンドルは長いので斜めバー左右を入れて筐体にしっかり固定しています。これによりメインハンドルで持ち上げても壊れない強度がでています。
■サブハンドル
左右と手前についていてよいっしょと持ち上げるときにとっても便利なハンドルです。
■ジェットコースター式ペール缶固定ショルダーハーネス
ジェットコースターに乗った時に降りてくるアレです。開閉式のペール缶固定パイプでペール缶をガッチリ固定します。。パイプベンダーで曲げて制作。
閉じた時の固定方法は、マグネットラッチでそれなりに固定していて開閉がラクラク(^^上から押さえつける感じになるのでペール缶の転倒を防ぎます。
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ネジ部には、ナイロンロックナットを使って開閉によるナットの緩みを防止。
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■ペール缶スタビライザー(安定版)
ペール缶がずれないように底を左右から安定させるベニア板を実装。
■内部がなめらかなフレキシブルホース
サイクロン分離機の上部につながるフレキシブルホースには、内部がギザギザしていないホースを採用して空気の抵抗になりにくくなっています。
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これと本体付属のホースを接続
ホースがだらんと垂れてもハンドル部で支えます。
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吸引ホースはe-valueのホースを採用
掃除機は、モノクリーナーを採用
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床用ブラシなども使えるように+ホース延長のためにモノクリーナーのホース・パイプセットをもう1セット追加購入
追加したパイプがあまってますのでカットして連結用のパイプとしてホース埋め込んで接着します。
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セメダインxでよくくっつきます。
これで床掃除やホースを延長して使えます。
■制作紹介でした
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