【タント】車のフロントガラスへの飛び石について考える【ドラレコ】
目次
【タント】車のフロントガラスへの飛び石について考える。
今回は、主に幹線道路のような大きな道路を走っていると遭遇する確率が高い『車のフロントガラスへの飛び石について』考えていきたいと思います。
【その時は、突然やってきた】
これからするお話は、WEBマスターがイモウトのブービーから直接、話を聞いたり現場に行ったときの様子をわかりやすく編集してお伝えしたいと思います。
ある日の夜のこと。
WEBマスターのイモウトのブービーが自宅へ向かってダイハツ『タント』を運転し、片道2車線の国道1号線を走っていました。
その時が起きるまでは、極々普通の日常の事であり特別に異変があったり、道路の交通量が多かったりしてたわけでもなくなにげない日常の一部で終わるハズでした。
運転し始めて30分ぐらいが過ぎた頃でしょうか、国道の信号のない区間が何KMも続く途中の出来事でした。
車のカーナビで音楽を音量を大きめにして気分よくハンドルにやや前のめりな楽な感じな姿勢で運転していて右側の車線を走っていました。
その瞬間がきました。
ドン!ガシャン!バリン!
フロントガラスに何かが当たり、、いえ、ガラスを突き破ってそれは直撃しました。
顛末としては、すぐに警察を呼んだり、兄であるWEBマスターも現場に急行したところ、同時にケガもして少し出血していたので、警察関係は後にしてもらい担当の夜間病院に連れていったところ手の親指近辺を全治3週間程度の骨折ということでした。どうやらハンドルに当たってこの石はハネ返ったみたいですが、もし少しずれて顔の方にハネれば顔面損傷の大惨事だったことでしょう。その後、警察も捜査をしたようですが反対車線からの飛び石ということと誰が飛ばしたかという立証が非常に困難な為、いわゆる飛び石による自損事故扱いとうことになりました。
最悪の事態は免れたものの非常に運が悪かったとしか言いようがない出来事でしたが、車を運転していれば事故がおきるときは突如としてやってきてそれはとても理不尽なことだけど受け入れるしかない現実ということを思い知らされる出来事でした。不幸中の幸いとしては、後遺症が残る事故ではなかった事と、任意保険もちゃんと入っていたので治療費から、フロントガラス修理費用までちゃんと補填されましたので事故による金銭的な負担はまったくなかったです。病院も親切なので患者にその場で請求せず請求を保留して保険屋さんから直接請求するようにしてくれました。
しばらく、不自由な手になりましたが、事故がない期間がしばらくないと慢心ぎみになってしまうこともあるでしょう。今回は、コレで生涯、車の運転については殊更、安全運転を心がけるようになるような出来事でした。
WEBマスターが急行したときのタント
なんか、砲弾でぶちこまれたような跡が、、
その後、、、
そのときは、またやってきた!
前回の被飛び石事故よりたったの半年後、、
またもや、石はねによるフロントガラスにヒビが入りました。
2回目の飛び石事故は、結局、今の時代は自損事故2日目カウントとなりますので免責10万円になります。
ということで10万円までは自費になります(゜Д゜)
ここでなぜ、タントは石ハネによるダメージが大きいのかここまでヒビがすぐ入るのかWEBマスターも考えてみました。
実は、WEBマスターのWISH号も国道で石ハネを受けて、しかもそこそこ高速飛翔体で数cmくらいの奴だったんですが、見事、弾いてそらした為、ガラスはつまようじに先ぐらいの小さな傷で済んでます。
なぜ、ウィッシュのフロントガラスはかすり傷で済むのか
これには、科学的根拠がちゃんとあります。フロントガラスの厚みはタントだろうがウィッシュだろうが大差はありません。
実は、大きな差が一つあります。
それは、フロントガラスの傾斜であり水平に対しての取り付け角度です。
なぜ、フロントガラスの角度で差がでるのか
考えてみましょう。みなさんは、ドイツのパンター戦車を知っていますか?ヒントはこの戦車の装甲板にありそうです。この第2次大戦中時代の戦車は敵の砲撃からの防御手段として傾斜装甲が採用されています。つまり装甲板を斜めする工夫をしています。
装甲板を斜めにすると水平方向から来た弾丸に対しての装甲の厚みが増すからです。
どういうことかというと、
傾斜しているフロントガラスの厚みの計算をしてみます。
タントは90度-58度=θ=32度 cosθは約0.84
ウイッシュはおよそ90度-30度=θ=60度 cosθは約0.5
実ガラスの厚みは約4ミリか5ミリなのでここは5ミリにします。
タントの傾斜ガラス厚Aは、約6ミリです。
ウィッシュの傾斜ガラス厚Aは、なななんと、約10ミリ!
ウイッシュは、フロントガラスの傾斜によって倍の厚みを確保していることになります。
対してタントは、フロントガラスの傾斜が緩いので傾斜による恩恵があまりありません。
ウイッシュのフロントガラスは、タントに比べるとかなりフロントガラスが地面に対して斜めになっています。
どれどれ比べて確認してみましょう。トヨタ ウイッシュ号
ダイハツ タント
パッと見た目だけでもこれほどフロントガラスの傾斜に差があります。
上で計算した通り、同じようなサイズと速度の飛び石がフロントガラスに飛んできた場合
ウイッシュは耐えれてもタントのガラスはヒビが入ってしまう場合があるという事が判明しました。
国道バイパス走行や大きい幹線道路の走行が多い場合に飛び石による被害を減らしたい場合は、居住性の追求はほどほどにしてフロントガラスの傾斜が緩い車種を選定するのも特に、通勤などで何度もひどい目にあっている人は一考の価値がありそうです。
【カーDIY】車のフロントガラスへの飛び石について考える。でした。
次回は、【タント】DIYでフロントガラスを交換でお送りします。
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