【DIY】電動マルチツールの修理【新興製作所】

 

【状況】

今回は、新興製作所の電動マルチール AMT-280を修理します。故障の状況としては、2023年の夏頃に室内側に壁を作ってしまって使わなくなった窓を埋めて壁を作る工事をDIYで行っておりました。古い木製の窓枠を四角にキレイに切り取っていくには、マルチツールの水平に木材を切り込んでいける機能、際切り、キワ切りと言うのでしょうか。これがとても役に立ち作業は順調でしたが、、、突如してマシンがダウンしました。故障の原因を究明しながら修理していきたいと思います。

まずは、性能諸元のご紹介。

新興製作所のWEBサイトより持ってきました。

このマシンは、先端が高速でブルブル左右に振動して刃を動かしてカットしたり削ったり磨いたりする工具になります。

【修理開始】

症状は、突然、電源を入れてもウンともスンとも動作しなくなりました。

さて、分解していきます。

ヘッドを部分をはずしてカバーを開けました。
なにやら宇宙戦艦ヤマトのエンジンのフライホイールと波動エンジンみたいなのが見えてきました。

外側と内側が電磁石のブラシモーターですね。

ブラシはまだ使えそうです。

パッと見たところは何かが焼けたとか切れたとかはわからなかったのでまずは、モーター周辺から導通確認していきます。要は、断線などしていないか確認していきます。さぁ、君はどこが壊れてしまったんだい。と探索している時間は意外と楽しかったりします(笑

おやおや、ブラシが片側が導通がないようです。テスタの上の写真は片手離してますので作業イメージということでお願いします。

すごいわかりにくいのですが、こっち側のラインがおかしいので良く見たらブラシに繋がる配線が潰れて断線しているようです。工具のデザイン上、狭い部分がありそこらの取り回しの問題でモーターの振動を影響を受けていたようです。

潰れて断線している部分をカットして交換します。

あれまだ断線しているということでカットしてチェック、カットしてチェックしてたらここまで短くなりました、、

原因が判明。結局、この付け根部分で切れていたみたいです。

端子の上からスプライス端子で上から圧着して接続しました。ハンダとか使ってもすぐに振動で割れちゃうのでダメですよ。

反対側もスプライスを使って圧着。

こういう感じの圧着用端子になります。

熱収縮チューブで絶縁。

使っている電線はAWG18の105度品です。

モノタロウで買ったんですけど同等品↓です。

 

配線パスを間違えないように戻していきます。

ヘッドとモーターのリンクにいつもの有機モリブデンウレアグリスを塗ります。

1個持っておくとホントにいろいろ使えて便利です。

【修理完了】

さぁ、組み立てて試運転です(^^ 無事、起動しました。修理完了です。

 

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