【DIY】パチンコ固定台の制作【自作】
【状況】
今回は隠居生活を送っているオヤジ殿のお遊び用のパチンコ台をヤフオクでゲットしたのですが、これがもう素のパチコン台そのまま。素のパチンコ台ってパチコン屋さんの椅子の前にある島の木枠に埋め込んで使うものですので固定台を別途用意しないと自立すらしないシロモノなのですよ。なので動作確認したあとはしばらく壁に立てかけたりして放置されていたのですが、今回の記事で改めてDIY自作でパチンコの固定台を制作したので紹介していきます。
【制作開始】
制作開始したのは、2023年の夏頃から。
この夏はあまりに忙しくハードだったのであきらかに写真少なめですが、作業自体は単純です。
まずは、このcaDIY3D-Xで設計。
このソフトは以前の記事で紹介しました。
CADでMDFボードを材料規格から作って板材として追加しました。
その板をサイズ変更して角を丸めてカットサイズを作成します。
これくらいならCADも不要なのですがサイズをイメージで自由自在に変更できて寸法も書き込めますしそのまま印刷すれば寸法図もすぐ作れてパソコンにファイルを保存もできますので昔の制作物もすぐにひっぱり出せて便利です。オススメです。
キャスターは、低床式キャスターを選択。
ユーエイキャスターの低床式キャスター自在車32径強化ナイロン車輪許容荷重120daN
許容積載荷重=キャスター1個の許容荷重×4個×0.8になるそうなので
120×4個×0.8で384daNになります。(1kgf=9.8N=0.98dN)よって392Kgに耐えれますのでもう加重は気にしなくていいです。重さっていうのは、重力によって変わるのでこのような計算式になります。
車輪が大きい方が安定するのでこのサイズにしました。
近所のマンション工事の内装工事屋さんが廃棄するというのでもらっておいたMDFボードです。廃棄といっても600×600ぐらいでDIY工作ぐらいには十分なサイズでした。
丸のこでカットしてから、ジグソーでやや大きめに角を丸くカットして紙ヤスリなどで形を整えてから車輪を入れる穴を掘ります。この穴は写真がないですが、
このような自在錐を使って丸い溝を掘ります。
穴を掘ってその穴にパコっとハメ込むタイプの車輪になります。
次は、4カ所穴を掘ったら木工用のシーラーを塗ります。
塗装前の下準備に入ります。今回は、ツヤツヤツルツルな感じになるように仕上げて行きたいと思います。
MDF合板ですがとても細かい木片を圧縮して接着して作ってある合板です。表面はザラザラしており、これを塗装してツヤツヤな感じにするにはある程度厚みがある下塗り(シーラー)を塗って合板の凹凸を埋めて滑らかにしていく作業が必要になります。
それが、今回、サンデーペイントのサンディングシーラーです。
これはスプレーになっているので吹き付けていきます。で上の写真が1回目になります。塗って乾かしてからサンドペーパーで磨きます。
300番くらいの粗めのサンドペーパーで削り取り過ぎないように表面のザラザラを削る感じで磨きます。この作業を3回程度繰り返すとこのMDF合板の独特の手触りの木片の感じがなくなりツルツルになってきます。
白くなっているのは削りカスですが払っておけばOKです。
3回塗りするのは、乾かしてから塗装、磨きを繰り返すので数日かかりますが気長にやります。夏だったので乾燥も早めでした。
下塗りの次は、色を塗っていきます。今回は、エナメルスプレーのブルーでしっとりとしたヌルヌルのツヤを目指していきます。
でこのエナメルスプレーですが、素晴らしいです。
このエナメルも重ね塗りをしていきます。1回目、濃いブルーでとてもGOOD。
乾いたらさらに重ね吹きを繰り返します。
ツルツルしっとりになりました。
上塗りは、1液ウレタンで表面を保護します。
乾いたら軽くサンドペーパーをかけて凹凸をならしてこれも重ね塗りします。
車輪を取り付けます。出来上がったらパチンコ台に取り付けます。
パチンコ台は玉を全部抜いた状態なら横に倒しても大丈夫そうなので横に倒して木枠にコーススレッドでネジ止め。
【完成】
海物語です。
でセットするとこのようになります。安定感はバッチリでした。移動も可能です。
カウンターもつけてくれたのでアルミの平棒を曲げてステーを作って取り付けました。
電源を入れると普通に遊べます。玉はいっぱい出てくることはなく一定数がグルグル回っている循環仕様です。オヤジ殿の希望で作りましたが、今ではインテリアになってます。 試しに当たるまで打ってみようかなって挑戦しますけど当たらないときはホントに当たんないですね~。家パチなのでお金は減りません(^^;