【徹底分解】ママチャリのオーバーホール~1日目前輪脱着【DIY自転車整備】
【徹底分解】ママチャリのオーバーホール~1日目前輪脱着【DIY自転車整備】
【状況】
今回は、『ママチャリのオーバーホール』をします。サビサビになってしまった軽快車のママチャリを分解整備部品交換してメンテナンスしていきます。
持ち主は、WEBマスターの妹のブービーのモノです。5年以上使ってその後にしばらく放置されてしまったのでサビサビになってしまっています。
引き取った当初は、タイヤとチューブ交換と注油とブレーキ辺りのメンテのみで行けると思ったんですが、相当状態が悪かったので全バラてみるとサビもかなりひどかったです。
新車を買ってしまっても同じグレードだとすぐにサビますので今回は各所アルミやステンレスのパーツに交換して長く使えるように整備しています。
【修理作業開始】
■状態の確認
まずは、入庫したママチャリの状態を詳しく確認。
カゴはもうサビで崩壊寸前。カゴのステーはサビメッキ状態。
前輪のカゴステーその2もサビが深いです。
前後輪は空気が抜けてぺしゃんこ。調べたところ虫ゴムがダメになっただけで一応チューブは無傷でした。
前輪フェンダーもへこんだりサビていたり。
■分解開始
とりあえず、前輪からばらしていきます。
発注する部品がわかりませんので分解して詳しく調べていきます。
前輪ブレーキのワイヤーをはずします。
このボルトナットを緩めて
ワイヤーを抜けば前輪ブレーキがフリーになります。
次は前輪ホイールを脱着(取り外し)します。
14mmのメガネレンチでナットを緩めてはずします。
サビサビになっています。
この金具は前輪が脱落しないようについています。
ハブナットが緩んでもホイールが段差などで脱落しないようになっています。
前輪のフェンダー脱着。このナットをはずしていきます。
カゴのステーとフェンダーがはずれました。
前輪を取り外し虫ゴムをチェックすると
ゴムが切れていました。>エア抜け
ラチェット付きレンチでエア口の10mmナットをはずします。
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タイヤレバーでタイヤをはずしていきます。
自転車はもうサクサクはずれます。
チューブを取りだします。
チューブ自体には穴はありませんでした。
タイヤはヒビ割れてボロボロ。
雨の日はすべりやすいです。
リムバンドは異常なしですけど交換予定です。
カゴのステーです。すごいサビです。これは交換かな。
■木工用ボンドでサビ取り実験
巷で噂の木工用ボンドでサビ取りに挑戦してみました。
木工用ボンドの主成分である酢酸ビニルの作用でサビを溶かしつつ接着剤に取り込んでサビがとれるそうな。
剥がすときに膜が厚い方が良さそうなのでぼってり塗ります。
後輪フェンダのステーにも。
ボンドが乾燥するまで丸一日放置しておきます。
一応、さきほどの前輪のカゴステーにも塗りました。
■クランクの脱着
ママチャリのクランクを取り外すには、特殊工具が必要です。
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具体的には、ボルトの頭がクランクのボルト穴の中にあるので通常のレンチが入らないので回せませんなのでこのコッタレスクランク専用工具が必要になります。
使い方は、ボルトに差し込んでスパナなどで回すと
ボルトがはずれます。
そして、ここからが肝心です。
クランクはテーパーになっているので、そのまま引き抜けないんです。
なので工具の力を使ってテーパーの結合をはずしてあげる必要があります。
このコッタレス工具の頭のネジを回すと、
真ん中が飛び出して中心を押します。
これでクランクを芯からはずします。
逆向きにしてクランクの穴に差し込み、
根元を固定してもう1本のスパナで回しこんでいくとクランクがはずれます。
今回は長くなるのでここで1日目終了です。
2日目に続きます。
さて、木工ボンドさびとりはどうなったんでしょう。