【自作PC】PC電源ユニットの中のファン交換【修理】
【状況】
自作PC(じさくぴーしー)に限らず、パソコン内部には、その内部の熱や各所のパーツを冷やすためのファンがあり、電源をONにしている間はファンも回り続けている。
しかし、何年かすると軸の部分が摩耗したり劣化して異音が発生し始めるのだ。
ヴォォォォォォォォォォォォンとPCの筐体(きょうたい)本体にも共振(要は一緒に振動してしまう)し始めたらもう気になりはじめ放置しても悪化するばかりである。
WEBマスターのPCも時々していた異音のタイミングがしょっちゅうに変わってきたので修理することにした。
FAN自体の軸部分の封印をはがして注油して回復することもあるが今回は、調べた結果、電源の中のファンなので交換することにした。
【修理開始】
聴音棒(割り箸)を各ファンに当てて調査の結果、電源ユニットの中のファンであることは間違いなかった。
電源ユニットは、GOLD電源(ACからDCへの変換効率の良い電源)の絢風 AYAKAZE300である。
元のファンは、DC12Vの1400回転ぐらいのFANである。写真は、交換済みのもの。
まずは、部品発注である。
この子を購入。
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サイズの12cmファン1200回転である。
ファンが届いたら作業開始。
電源を取り出しファンを取り出す。
パソコン本体は、机の下に置いてあるが、今回はこの電球型LEDライトが薄暗い中で役にたった。
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USBから電源を取れるスイッチ付きでとても便利でした。
作業灯ばっちりですよ。
で、この記事ここからが本番なんですね。
12cmファンの3ピンケーブルを2ピンケーブルに変換するケーブルを自作した。
電源ユニットの基板のコネクタは2ピンメスなので、3ピンのファンを取り付けるにはケーブルの加工が必要になります。
もしくは、変換ケーブルが必要です。
変換ケーブルの完成品をまずは紹介。(2ピンオスー3ピンメスの変換ケーブル)
コネクタの中のピンは規格品ですので実は市販されてます。
こういう感じで、先を数ミリ向いた配線をかしめてソケットに挿入してやります。
最初に、3ピン側の端子を調達。
これは他のファンを買ったときにあまっていた電源取り出しケーブルですね。
これの3ピンのメスコネクタを配線を残してカット。
これを利用します。
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モノとしてはこんな感じで売られていますが正確なサイズは不明です。
tugi精密配線用のケーブルストリッパーで電線を剥きます。
これですね。
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剥いた細いケーブルにコネクタをかしめます。
エンジニア 精密圧着ペンチ
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これを使っておけば間違いがないです。
2回かしめます。1回目は銅線部分。
2回目は被覆の上から固定します。
これで、電気的にも強度的にもばっちりです。
これに限ってはラジオペンチでも代用できるとはWEBマスターは言いがたいです。
なぜなら、圧着ペンチを使うと下の図ように
配線に食い込むように加工できるんです。
※わかりにくいですが、断面図です。茶色が銅線。黒枠がコネクタ部。
かしめるとコネクタ部が銅線中央に食い込みます。
この部分の加工のおかげで接触不良がなくなります。
ラジオペンチだとこの食い込みがないのでかなりの確率ですっぽ抜けます。
すっぽぬけた配線はショートに原因にもなりますので注意が必要です。
それからコネクタに差し込んでやれば抜け止めの返しがひっかかり
抜けなくなります。
これで、3ピンー2ピン変換ケーブルの完成です。
あとは、電源基板のファンのコネクタに差し込んでやります。
ハミ出ている赤いのは抜け止め用の樹脂で固定してありました。
タイラップで配線を固定してファンに当たっていないかなどを確認して
閉じて交換完了です。
コンデンサはとくに膨らんだりはしていませんでした。
やはり、ゴールド電源、プラチナ電源は低発熱なので
寿命も長そうですね。
修理完了!
ヤフオクでも売ってます。
2ピンー3ピン変換ケーブル(ヤフオク)
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