【PC】USB接続の学習型赤外線リモコンの制作【エアコン遠隔操作】

【PC】USB接続の赤外線リモコンの制作【エアコン遠隔操作】

【状況】

今回も電子工作ネタである。みなさんは、かなりの離れた場所にあるエアコンの電源を入れようと思ったらどうしますか?
例えば、帰宅中にエアコンを作動させておこうとか、来客があるので出先から先にエアコンをONしておこうとかペットがいるけど、なかなか帰宅できないからエアコンだけでも先に電源を入れてあげようとかですね。
誰かが部屋にいれば電話して頼むとかLINEで頼むとかありますけど、お家とか事務所が無人だったらどうしますか?

そうですね。すでに、ネット対応の家電を使っていらっしゃれば、スマホのアプリをいじればOKですね。
でも、ネット対応の家電ばかりではないですし、エアコンは変な法律もあるので対応は遅れている方です。

そこで今回は、WEBマスター場合は、サーバールーム兼、倉庫、事務所に動いてるPC(パソコン)を使ってUSB接続の学習型赤外線リモコンを制作してこれを使って些細な願いをかなえて行こうと思います。

実は、この手のリモコンの応用の先には、おーけーぐーぐるーエアコン点けて~ができるようになるという事があります。
とりあえずは、エアコンを遠隔操作をできるようにするという一歩を踏み出してみます。

ということで、いろいろ調べたところ、安くて簡単で早くてイイよ!というキットがあったのでコレを組み立てて使っていきたいと思います。

【制作開始】

USB接続赤外線リモコンを作っていきましょう。

組み立て済みもありますが、さらに安いキットを使って組み立てていきます。

まず、このUSB接続リモコンキットは、パソコンにUSB接続して使います。
出来ることは、

  1. 付属のソフトウェアでリモコンを学習してパソコン上からスイッチを赤外線で操作できる。
  2. 赤外線を受信して、お家のどんなリモコンからでもパソコンを操作できる。
  3. 【番外】として、違うソフトウェアを使えば、予めセットされた特定の赤外線を出せる。

今回は、1が使いたい機能なのですが、少々、解説しますと、2は、パソコンをTVやミュージックボックス代わりにしている場合など、音量調整や次の局や曲にとばしたりと家電リモコンを使ってパソコンを操作できます。キー好きな物を割り当てができます。

3は、実は、シャープのブルーレイレコーダなどのHDDを交換する際に必要な裏設定モードを呼び出せます。

いやーどれも魅力的な機能ですね(^^;)我が家もシャープのレコーダがあるので内蔵HDDを交換する際には必要になるでしょう(^^

ただし、母艦としてパソコンが必要なので部屋でパソコンをずーっと付けていない場合は、別の母艦(ラズペリーパイなどの教育用小型PC)が必要になりますがそれまた今度で(^^

さて、キットが届いたので組み立てていきましょう。

基板は保護塗装済みなのでパターンが露出してませんね。

説明書もフルカラーでちゃんとした日本語です(爆
半田こては、精密用こてを使っていきましょう。ピッチ(間隔)がせまい場所はさきっちょが細い方が断然楽です。

頻度は少ないですけどマイコンなどの足の間隔が狭い部品を半田付けするのには必須でしょう。

まずは、背が低い部品や取り付けると背が低い部品から取り付けていきます。

抵抗はまだ序盤なので準備体操ですね。

次は、いきなりの大物!マイコンICチップ。コレにこの基板の機能がほとんどすべて詰まっています。この大きさでUSBに接続できちゃうのもこのチップのおかげですね。

WEBマスターは素手じゃ触りませんよ(^^使い尽くしてる静電防止手袋をハメます。

基板にハメるときには、ハの字の形に足が開いているので平らのとこに押しつけてコの字にしてあげると良いです。

ハメて裏返すと、基板が厚いので足がほんとにチョッロっと出てます。

精密半田コテでサクッと半田つけします。

次は、USBコネクタ。
ここは、コツがあるので教えておきましょう!

部品は、ひっくり返すときにはマスキングテープなどで固定しておく。
足がパターン面に出る量が少ないのでしっかりテープで押さえつけておく。

配線部分は、ピッチが狭いので焦らず慎重に。ココでダマになって隣とくっついてしまう場合は、コテ先が太すぎるかダメダメコテなので細いものを素直に用意する。こねくり回していると基板面を痛めてパターンが剥離してきます。

できたか、ルーペで検査します。こんな風にしてカメラのレンズに付けると接写できます(^^

ルーペ接写撮影です。足のでっぱり量が少ないのでへこんでたりしますがしっかり半田付けはできているようです。

コンデンサの半田つけ

コンデンサの半田つけその2

グラグラしてやりにくい場合は、テープで固定します。

どんどん部品を取り付けていきます。トランジスタも完了。

受光素子です。学習型なので使いたいリモコンの赤外線をここに向けて照射して学習させます。

赤外線LEDです。

足の半田付け確認。
赤外線LEDに繋がる抵抗値が以前の回路より小さくなったようなので旧式よりは、赤外線が強いかもしれません。

部品を載せ終わりました。

部品点数も多くないので落ち着いてやれば失敗もしないでしょう。

■ケースに組みます。

このキット実は、フリスクリモコンって呼ばれることもあるみたいです。

うわ、ホントや(^^ ぴったり。
なんか、基板の切れ込みどうみても狙って設計してるでしょ的な位置。

じゃあ、USB用の穴開けや赤外線LED用の穴を開けていきしょう。

現物合わせでケガキ線をかきます。この辺かなぁ(^^

材質がやわらかいのでハンドピンバイスで行きましょうか。

グリグリっと。

軽く開口しますね。角穴が希望なのであとは、平ヤスリで削ります。

ダイソー ダイヤモンドやすり

こんな感じかな(^^

反対側のLED側も同じように穴をあけていきます。

基板を固定していきます。

UVレジンで基板を接着していきます。太陽や紫外線LEDの紫外線で硬化する樹脂接着剤です。

基板のはじっこ数点にUVレジンを垂らして

紫外線LEDを照射します。

紫外線LEDは、日亜化学の紫外線LEDを使ったタイプを強くおすすめします。
少々お値段が高いんですが、安いLEDを使ったタイプは、紫外線の波長が甘くレジンがべたつきます。日亜化学の紫外線LEDは波長がもっと短い(375nm)のでレジンがべたつきなく固まります。

数分間、紫外線LEDを照射していると固まってきます。

固まれば、ひっくり返してカツカツ当てても外れないです。

LEDの穴もあきっぱなしじゃホコリが入るので透明アクリル板を切ってはめ込みます。

UVレジンをちょっと盛って固めてやればバッチリ。

うまく加工出来ました。

でUSB端子が角ばってる方のミニBタイプです。

■動作テストします。

事務所のFAXサーバー&プリントサーバー用のPCなんですけど、ふるーいのでXPです(^^;)
ブラウザも使わないのでリモートデスクトップだけ使う端末化しております。

これに、USB接続リモコンのソフトウェアをインストール!
まだ、XP対応してて良かった(^^

でこれが、USB赤外線リモコンキット 送信設定アプリです。

RECボタンを押してすぐ、家電リモコンを操作すればそのボタンの機能をコピーできます。

とりあえず、エアコンのONとOFFを記憶させてテストします。

 

ピッ!!とエアコンから音がして運転ランプが点灯しました。

成功です(^^

遠隔操作は、リモートデスクトップにログインして、そこから操作します(^^;)
スマホでもPC操作できる遠隔操作アプリがありますので簡単に操作できます。

USB接続赤外線リモコンの

制作完了

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