【ウィッシュ】タペットカバーパッキンの交換【ZNE10G】

今回は、タペットカバーパッキンを交換しました。

エンジンの上部のパッキンになります。

※自分の車の自動車整備に資格は不要ですが、間違った整備は事故につながる可能性など

ありますので自己責任の元、作業を行ってください。

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状況

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トヨタ WISH ウィッシュ 前期 ZNE10G X-Sなウイッシュ君です。

前回の記事(【ウィッシュ】エンジンマウントの交換【ZNE10G】)でオイル滲みを発見したので今回は、この滲みの原因のタペットカバーパッキンを交換することにしました。

新車から11年目で走行距離も約11万KMですから、ぼちぼちいろいろ交換しなければいけない部品がありますね(^^

ですが、タペットカバーパッキンも頑張れば自分で交換できます。

修理開始!

まずは、部品の調達。

タペットワッシャー付きのサードパーティー製でもOKです。WEBマスターのWISHは、初期型X-S ZNE10Gの1ZZ-FE 1800CCなので純正品番は、11213-22050 シリンダヘッドカバー ガスケット になります。
実質、約1000円程度で購入できます。
部品をGETしたらサクサク交換していきましょう。
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エンジンのカバーです。
10mmの袋ナットのボルト2カ所とプラネジ2カ所をはずします。
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シリンダーヘッドカバーです。タペットカバーパッキンというのはシリンダーヘッドカバーガスケットの事です。
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プラグ交換時の要領でイグニッションコイルASSYをどんどん取り外します。
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筒の途中のガスケットの位置にも滲んだオイルが付着しています。
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ガスケットからオイルが滲んでいるようです。
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ベンチレーションホースを2カ所はずし、ボルトもどんどんはすしてしまいます。
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裏側にもボルト穴がありますので全部忘れずにはずします。
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ベンチレーションホースのクリップもはずします。
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ボルトを全部はずせばカバーオープンです。
カバーアルミ製なので落としたりぶつけたりはしないように気をつけましょう。
さて、めったに見られないウィッシュ号くんのカムシャフト回りやチェーンやVVT-i機構が見えますね(^^
じっくり眺めていきましょう。

10年超えのウィッシュのエンジンの中を見た。

※オイル交換サイクルは、1年1万kmで交換しています。5W-20 トヨタキャッスル。

ペール缶で購入して毎年5月頃に交換しています。

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VVT-i機構です。
これは、無段階で吸気バルブの開閉タイミングの位相をずらし吸気タイミングを無段階に変化させることができるハイテク機構です。
簡単に言えば、低速トルクを保ちつつ高回転にも対応できるようする機構です。これによって、街乗りから高速の追い越しまでをスムーズにこなせるエンジン特性になります。
オイル焼けも全然問題がない程度でチェーンも延びてはいるがまだまだ許容範囲だと思います。ギアの痩せもまだまだOKです。
この機構があるのでオイルはやわからめの5W-20が初期充填オイルでした。
■カムシャフト
目視点検では異常もなくオイルもちゃんと回っています。オイルで保護されているのでキレイですよね。
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■プラグ穴
燃焼室はこの下になります。
イグニッションコイルに付着していたオイルはこの穴のガスケットからの滲みということになります。
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■上から。
カムシャフト駆動は、タイミングチェーンです。
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■シリンダーヘッドカバー裏側
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ウィッシュ号くんのシリンダーヘッドカバーは新車購入以来初めて外しましたが
オイル焼けはあるものの内部の状態は良好でした。11年11万kmのエンジン内です。
パッキンをはめ込んで戻す前に、シールパッキンブラックを指定の箇所に塗ります。
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ほんの少量塗ります。
ここは、チェーンカバーとの境目です。手前側と奥側2カ所あります。
■はずしたガスケット。
硬くなり弾力性がほとんどないですが、パキパキ折れるほどにはなっていませんでした。
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■プラグの点検
プラグの状態を点検しておきます。
イリジウムパワーです。
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点検が終わったら、すみやかにカバーを閉じてしまいます。
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ボルトやイグニッションコイルやベンチレーションホースを元のように取り付けて
締め込んでいきます。
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最後に、エンジンカバーを再び取り付けます。
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トヨタ ウィッシュ タペットカバーパッキン交換 終了。

修理完了!

 当記事への反響ありがとうございます。

質問にいくつかお答えしたいと思います。

■シーパッキンブラックの塗布箇所について

詳細参考URL
この中盤下に1ZZ-FEエンジンのタペットカバーのシール箇所が図案で示されています。
■シール箇所写真
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■タペットワッシャー

これは中央のプラグホール辺りのカバーボルトの2カ所のワッシャーです。
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※2017年1月2日追記

読者の方よりレポートを頂いたのでご紹介します。

H様から頂きました。

 まずは、交換前の写真レポートです。
DSC_3772 DSC_3774
※H様のウィッシュの写真。ディラーで点検の際に、タペットカバーパッキンからのオイル滲み、漏れを指摘
されたとの事。

んー、たしかに、WEBマスターのウィッシュの滲みを発見したときよりもだいぶ滲んでいます。そして、マニホールド方に漏れてしまうと煙がでたりしますので対処が必要です。

そして、DIY交換にチャレンジしようと思い、修理のきろくDXに辿り着き、参考にしつつも
無事に自力で交換成功されました。
さて、苦労した点ということで、これも詳細レポートを頂きました。
私が苦労した点は、
1 ホースがヒビだらけで、かなり硬くて力づくで抜くのをためらった点
2 カバーと止めているボルトのうち一本だけ長くどび出しているものが固くて
もしかしたら折れてしまうのではないかとためらった点
3 タペットケース内部がかなり汚れていて、オイルがこびりついて掃除が大変だった点
(もっとオイル交換を頻繁にしないとだめですね)
です。
ホースの外し方は根元をしっかりホールドして左右にちょっとづつ動かしてねじり回しながら引っ張るイメージで作業すると良いです。
ボルトについては、しっかりした工具でエクステンショバーを使い垂直に回せるようにします。斜めっているとボルトを舐める可能性があります。
内部の汚れについては、スラッジだと思いますが、最低1万から1万5千kmでも定期交換を
していればボテボテとしたものは貯まらないと思いますので、最低1年に1回は交換してあげるとキレイに保てそうです。
WEBマスターが使っているトヨタ純正キャッスルブランドの5W-20がオススメですよ。
ウィッシュは、VVT-i機構があるのでカムとチェーンの部分のギアに油圧制御機構があります。この油路は狭い部分があるのである程度サラサラオイルの方が通りが良く内部にスラッジが貯まり難くなるのではないかと思います。
では、交換の様子の写真レポートも紹介します。
DSC_3800 DSC_3785 DSC_3790 DSC_3794
※H様のウィッシュの写真。
交換後はエンジンのガチャガチャ音がとても静かになりました。
交換したパッキンは写真の通り、ガキガキに折れてしまいました。青空駐車の割には塗装の状態もよく、おかげさまでこの車ともう少し付き合えそうです。
今月ユーザー車検を取る予定です。13年目なので重量税が高くなるそうです。
交換お疲れさまでした。音が静かになったのはパッキンが柔軟になったので微振動が発生していたのがなくなったからでしょうか。
メンテはしやすい車だと思いますので頑張って今後もDIYしてくださいね(^o^)
レポートありがとうございました(^^

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1件の返信

  1. 2016 年 11 月 29 日

    […] 【ウィッシュ】タペットカバーパッキンの交換【ZNE10G】 […]


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