【ウイッシュ】タイロットエンドブーツの交換【ZNE10G】
【ウイッシュ】タイロットエンドブーツの交換【ZNE10G】
※自分の車の自動車整備に資格は不要ですが、間違った整備は事故につながる可能性など
ありますので自己責任の元、作業を行ってください。
状況
当WEBマスターの所有のウィッシュも車齢13年を超え車検の時期がまたまたやってきたので
まずは自主点検を少しづつ始めることにした。今回は、13年以上まったく交換していないタイロッドエンドブーツの交換をする。
交換作業開始
タイロットエンドブーツとは、ハンドルを回して前輪が左右に動くわけですが、前輪を動かす為の最前線にある可動部のボールジョイントいう間接部分のグリス塗布部を保護しているゴム又は樹脂製の柔軟性がある袋状になっている部品です。以前、ドライブシャフトブーツの交換の記事で紹介したブーツ類の一つです。
車の足回りは、砂や雨水や路上の様々なホコリなどに晒されていますが、ジョイント部分はグリスで潤滑保護されていますのでブーツ類でカバーされています。
これらのブーツも経年劣化によりヒビ割れから裂け目ができて破れたり、内部のグリスが劣化すると、ジョイントの金属が摩耗して、ガタツキや異音、異常な振動が出たりしてきますし最悪な状態になればボールジョイントが外れるなど重大の事故に発展する事もあるので旧車ともなってくれば定期的な点検は必須になります。
交換前にジャッキアップして下回りを軽く点検した結果、タイロットエンドブーツ、ロワボールジョイントブーツをを交換することにしました。当記事では、その内、タイロットエンドブールを交換していきます。
ジャッキスタンドの点検
ジャッキスタンド(馬台※リジッドラック)を点検しておきます。
変なヒビ割れや摩耗がないか使用前に点検しておきましょう。
これに問題があると車が自分の上におっこちてきて命に関わります。
基本的には、自重で常にロックされる方向にハンドルが動いています。
安全ピンを刺すことによってロックが固定されます。
ウィッシュの場合は、溝有りのゴムを別途購入する必要があります。
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点検が終わったら後輪に輪止めを入れて、前輪のハブナットを緩めてから
ジャッキアップしていきます。エアーインパクトレンチなど持ってれば後からでもOK。
タイヤをはずして前輪左側を作業していきます。
作業しやすいようにハンドルを左に切っておきます。
タイロットエンドです。ハンドルを左右に切った動きが前輪ハブに伝わるジョイント部にブーツがはめられておりグリス塗布部を保護しています。
この部分のガタが出ていないかやブーツが破れてグリスが漏れ出ていないかは要確認する必要あります。
今回、点検の結果、タイロットエンドブーツは破れなし、ロアボールジョイントの方がグリス滲みのみ確認。
ということで、タイロットエンドブーツは、グリスを入れ替えたいのでブーツも交換することにしました。
王冠ナットに緩み留めの割ピンで固定されています。
ペンチで引っ張れば抜けます。
ナットはサビで固着気味だったのでCRC556を刺して少し待てば緩めやすいです。
タイロットエンドは、テーパー形状にてはまっているのでタイロッドエンドプーラーを使って外します。
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この工具は、ウィッシュにはぴったり。
取り付けて、ボルトを回していくと、、パッキーンという金属音がしていきなりはずれます。
ヒモを付けておかないといきなり外れたときに落下して床を傷つけるので注意。
ブーツは、金属リングで固定されているのでリングをラジオペンチで緩めていけばはずれます。
外すと、内部が見えます。グリスを拭って掃除します。
グリスが効いているので摩耗もほとんどなくガタもありませんでした。球の部分をツメでなぞっても段などもなくツルツルでした。色が変わっている部分は磨かれたような状態でピカピカ。
しかしながら、このボールジョイントがすっぽ抜ける事態が起きるとハンドルが効かなくなり事故に繋がりますので少しでもガタツキや摩耗があったら、ブーツだけではなく丸ごと交換を検討です。
ジョイントをキレイにしたら有機モリブデン入りウレアグリスを盛ってブーツをはめます。
写真はココまで
※グリス塗っているので手がグリスまみれで撮影がむずかしかったのです※
リングを先に下側に通してからブーツをはめてリングを定位置にはめて固定しました。
元のようにロッドをはめて王冠ナットをはめて締め込みピンで固定して完了です。
後ほど、ロアボールジョイントブーツの交換も考えているのでもう一度外すことになりそうです。
※品番 タイロッドエンドブーツ 大野ゴム DC-2522
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※割ピンは2.5×35