【DIY整備】スーパーカブ50のチェーン交換【HONDA】
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【DIY整備】スーパーカブ50のチェーン交換【HONDA】
こんなにのびちゃってるスーパーカブチェーンの写真。左:新品 右:数年経過
【状況】
今回は、スーパーカブ50のチェーン交換でお送りします。
新古車で購入してきて早いもので5,6年は経過したでしょうか。
年2回のオイル交換の際に、定期的にチェーンの注油とチェーンのたるみ調整をしてきましたがついに、後輪を後ろにずらしていく調整作業もゲージの目盛りがなくなり調整限界点になりました。
もはやここまで。
スーパーカブ50のチェーンを交換することにしました。
同時に、前後のスプロケット大小と後輪タイヤの交換もしました。
【修理開始】
今回はスプロケットも交換するので、まずは、チェーン廻りのカバーをすべて取り外します。
スプロケットのカバーをラチェットではずします。
この辺りは100均工具でも余裕です。
1番下のボルトが油まみれになっています。これはチェーンから垂れた油っぽいです。
はい、はずれました。
どうもチェーンから飛んできたサビのカスが付着しているようです。
チェーンは油差してたのにな。。
チェーンカバーも外してみると、すでにチェーンがたるんでいましたのでチェーンの交換時期でしたね。
そして、気になるチェーンの状態は
サビサビですやーん!(゜Д゜)
年2回は、注油していたハズなのに!
チェーンのコマをはずして軸を確認しても油が切れていてサビサビ(゜Д゜)
どうも適当にチェーングリスを差して油をくれているつもりになっていただけで内部にまで浸透していなかったようです。チェーンクリーニングは一度もしたことがなかったので気づかなかったようでかなりチェーンの状態は悪かったようですね。これは、反省です。
スプロケットもはずしました。山の頂上の部分がすり減って低くなってきています。
今回は、タイヤ交換もするのでタイヤをはずします。
ボルトを緩めます。
外側のナットをはずすとボルトがはずれます。
タイヤを軽く持ち上げてやれば引っこ抜けます。固い場合はさらにプラハンがゴムハンで
軽くゴンゴン叩けば抜けてきます。
今回は、内側のボルトもはずしてスプロケットもはずしてチェーンも外します。
タイヤがはずれました。
ダンパーゴムも交換しておきます。
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これは簡単に外れて簡単にハメて交換できます。
タイヤ交換をします。
虫を外して空気を抜きます。
タイヤレバーでタイヤのフチを引き出します。
全周はずして、チューブを引っぱりだします。
新しいタイヤはちょっと太めのD107の2.50-17。
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中に入ってたチューブは、2.25-17専用のタフアップチューブ。
うん、チューブも交換しないとダメですね。
ガソゴソすると、買い置きのチューブがありました。
タフアップチューブは、生産中止になったみたいで入手ができなくなるみたいです。
今回は、通常の2.25-50チューブを使います。
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タイヤ交換の際の注意点をいくつか書きます。
注意点 その1
タイヤには、軽点があって印があります。
要は、タイヤの丸印と空気の穴の位置を合わせます。
注意点 その2
チューブにはナットが2個はまっていますが1個は残します。
少し緩めてありますが、これはチューブに残してそのままホイールに組みます。
注意点 その3
リムバンドは、必ず必要です。これを省略するとすぐにパンクします。
注意点 その4
タイヤ交換で難所は、新しいチューブを入れてから、タイヤを組み込むその瞬間です。
この写真のように、タイヤレバーでチューブをはさんだままタイヤを入れると絶対にパンクします。
上記の注意点はママチャリのタイヤでもほぼ共通なので、自転車のタイヤ交換を自分でやってきた人なら、経験上わかっていると思います。
交換したばっかりのチューブを組み込んで、空気を入れると、、、シューーー漏れてる!!
なんでだ!!
と言った痛い経験は、タイヤ交換初心者なら一度は通る道かなとは思います。
タイヤをはめていくときは、チューブが噛んでいないか何度も確認したり慎重にやりましょう。
この辺りが特に危険です。
指を入れて確認する慎重さが求められます。
タイヤをはめたら最後に、ナットを1番上まで緩めて空気バルブをプシプシ押します。
この周囲はとくにチューブに噛みやすいのでちゃんとタイヤ内に収まっているか確認します。
ちゃんと奥まで抵抗感なく入ればOKです。チューブがタイヤとホイールの間に挟まっていると抵抗感があります。
確認できたら、ナットを締めて固定します。
虫を入れてエアーを入れればタイヤ交換完了。
後輪のスプロケット交換
ちょっと前後しますがスプロケットを交換します。
ちょっと固めのボルトを気合いではずします。
固い。。
気合いではずしました。
交換品と比較。山がすり減っています。
交換したら、次は、車体に戻し新品チェーンを先に取り付けます。
新品チェーンです。
DID420
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古いチェーンと延び具合を比較してみます。
はい、ここが始点。両方100コマです。
終点。
こんなに延びています。
前側スプロケットも交換しました。
これは簡単に交換できます。
チェーンをコマとピンスナップで結合します。
回転方向に注意します。
新品チェーンのなめらかさには感動しますね(^o^)
後輪を取り付けていきます。
カブってスプロケットを車体に残したまま車輪だけはずせるんですよね(^o^)
ブレーキドラムの洗浄と脱脂。
ブレーキシューの脱脂
仮にはめ込んでおきます。このシューはまだ使えそうです。
シャフトになるボルトを差し込んで後輪を固定します。
反対側のナットをある程度締め込んだらチェーンの張り調整を行います。
チェーンの弛みを規定の1~2CM以内の位置で左右の目盛り位置を合わせたら、ナットを締め込んで完了です。
後輪ブレーキの調整を行います。ナットを締めたら割ピンを差し込んで固定します。
チェーンカバーを戻す前に、チェーンオイルを盛り盛りにしておきます。
新品タイヤになりました。
道路に出る前に、駐車場辺りでブレーキのテストをしながら軽く試乗します。
問題がなければ近所をぐるっと回ってきて最終テストして完了です。
新品チェーンは、スムーズに回るし、変速ショックを和らげるゴムも新品なのでとてもスムーズなバイクに仕上がりました。
修理完了!