今回は、中華式電撃殺器の修理です。コロナ禍の2021年5月。今年は、梅雨入りも早くコバエも何匹か見かけるようになりました。お家の近所がゴミ収集場だったり、飲食店があったりしますのでコバエやら夏場になると見かけない日がないくらいで何も対策をしないと鬱陶しかったので、電撃殺虫器を設置して使ってみたところ、コバエもハエも蚊もケミカルランプの発する紫外線に魅了されて吸い寄せられ電撃でターミネートされていたのか、電撃殺虫器が作動中は見かけなくなっていました。
虫がかかったときは、バチッと音がするので静かにだが確実に動作していた模様。ところが、10ヶ月ほど経過すると、ランプがつかなくなってしまったので修理をすることに。
見えているネジをはずしてカバーをはずす。
今回は、故障箇所の当たりとしては、ランプがチカチカもせず電源LEDも点灯しなくなったのでヒューズが切れたのかなと予想。虫がいっぱい着くと電撃がショートし過電流が流れてヒューズが切れそうですよね。実際、開けると虫のカスがたっぷり、、
【閲覧注意画像】
電撃殺虫器の電撃部です。おっと、分解してよくみると虫の死骸がいっぱいでした。やはりそれなりにお仕事してくれていたみたいです。
使用済み歯ブラシなどで綺麗にお掃除します。
ケースを割ると上部のフックをかける部分の金具が付いていますのでこれは無理矢理広げてはずします。
さて、みんな大好きな基板です。ドライバーの先がヒューズになります。電源コードを追っていくと最初にある素子なのですぐにわかると思います。このヒューズは基板用のヒューズなのですが、ケースの基板周りはスペースが余っていたのでガラスヒューズに交換することにしました。これなら、切れてもすぐに交換できます。
ガラス管ヒューズとヒューズケースに交換。
LEDをテスターでチェックすると、導通がなく切れていたので手持ちのLEDに交換します。
LEDは、樹脂で固定されいましたのでほじくって取り出します。取り出すと2ピンのソケットにそのまま刺さっていたので交換。
今回は、緑LEDに交換します。
おっと、その前に、ランプも交換します。毎日、点灯させていると1年以内には要交換ということで今回、交換しますというか、旧ランプもテスターで端子をチェックすると切れてました。
上が、旧中華ケミカルランプ。下が、東芝ケミカルランプ 6W。通販で売っています。
下部のネジをはずして端子を外すとランプを交換できます。
ランプを交換してLEDをセットしてから、感電に注意してテスト点灯します。
綺麗にランプが光りLEDも点灯。
組み立てていきます。元の様にセットしてコード止めをネジで固定しておきます。
金具はニッパの内側で締め込んで戻します。
組み立てて、再度、点灯。無事に修理完了しました。
次からは、ヒューズが切れても簡単に交換できてランプの交換もOKです。
作りとしては、値段なりの雑な作りの製品なので当たり外れもありそうです。
ランプは消耗品ですが、分解しないと交換できない構造になっていますので安くメンテするには自分で出来ないと都度、買い換えになりそうです。
TOP画が暗くてよくわかりませんね(゜Д゜)
では、明るくしてみましょう。
なんか、中心軸の部分がブッチ切れてニュルッと出て来ちゃってます。
これが、今回の故障の原因でした。
それでは、今回もいってみましょう。
お題は、
でお送りします。
時は、2021年新年明けの寒波の真っ直中。
朝方は、静岡県東部の太平洋側でもマイナス2度とかになる日が続いている頃です。
そんなある日、早急に暖を取ろうと我らが霧ヶ峰エアコンのリモコンのパワフルモードをONに。
ちなみに、パワフルモードの説明は、取説には
パワフルを設定すると、風速が上がります。
冷房感、暖房感をより強く感じたいときや、風を遠くまで届けたいときに選んでください。
素晴らしい!求めていたのはこの機能よ!ぴ!
とリモコンのボタンを押しました。
実際、風量は、最大を超えて、ダイキンの空気清浄機的に言えばターボモードになります。
ところが、この日は、この後、問題が発生。
ガコガコガコガコガコ
とクロスフローファン(※三菱風は、ラインフローファン)から異常な振動と異音が発生!
しかし、このファンは面白いですよね。ケースによって吸い込み口と吐き出し口の位置を作り出しています。
ともかくも故障発生の瞬間に遭遇してしまったようです。
このパワフルモード、かなりファンにも負荷がかかる様子(爆
さて、モーターがいかれてしまったのかファンのどこが壊れたのか、、この寒波の連休中ですが緊急修理することにしました。
どちらにしても、部品発注するにしても分解調査は必要ですね。
この霧ヶ峰エアコン、実は、ファンもはずせて分解掃除をとっても簡単よ!と紹介したのは、当修理記事ブログが元祖かも(笑
→【霧ヶ峰】分解エアコンクリーニング【第2弾】※2012年頃の記事
今回も自分の過去の修理記事を確認してから、サクっと分解。
うわ、またカビカビになってる~。
2012年の記事のあとも何度かはお掃除はしているんですけどね。
やっぱり、エアコンって空気を吸い込み循環し続けて夏は結露水でジメジメしてるんでカビちゃいますね。
しかし、ここまでバラせる霧ヶ峰。スッキリお掃除もしておきましょう。
さて、ファンの軸部分がいかれたのか調べていくと、、
原因がわかりました。
なんで、この軸、、、外れてるの、、、(爆
ここは、このゴム部分が一体化しているのが本当で取れちゃダメな部分です。
よって、振動とか異音は、このクロスフローファン(※ラインフローファン)の軸受けのショック吸収ゴム部分が裂けて破れて脱落しかかっているのが原因ですね。
さて修理は、
1,新品に交換する(三菱サービスから取り寄せる)
2,気合いで軸を修復する
となりますが、奇しくも連休中でしかも強烈な寒波のただ中。エアコンを止めるとお部屋が10度以下になります。
とりあえず、修復を試みてダメなら後日、ファン交換という作戦でいくことに。
時は、寒波のただ中。外気温が5度以下で作業しておりますので写真を撮る余裕がなく写真少なめです。
どうやって直すか考えました。
軸は、ゴムで固定されているので、ここはセメダインXで接着します。
本当はUT110とかのゴム用が良いかもだけど、緊急なので手持ちで。
接着剤は、化学的修復になります。が機械的な修復も合わせてやっていきます。
軸を固定する部分以外にもネジ穴を開口して4ミリネジ穴を作りました。
この寒いなかボール盤で3.5ミリの穴を開けまして4ミリバイスでネジ切り(爆
でできあがったのでコレです。
ステンネジの4ミリをカットしてネジを作りました。
エアコンが稼働している事務所に待避して、外れちゃった軸をステンレスの0.22mmの針金で縫いました。
周囲のゴムにも4カ所開口してネジから2本づつ針金を固定していきます。
要は、手術ですね(爆
軸を入れる前に、接着剤を塗ってから少し乾燥させて埋め込みます。
接着剤は手持ちにあった、セメダインXクリア 超多用途。
ゴムも一応いけます。
乾燥には、少々時間がかかりますので接着剤だけに頼るなら1日放置は必要だと思います。
さらに、ゴムに合ったタイプの接着剤は、
それで、ゴム板に針金でも裂けてきそうなので薄板のアルミ板を切りだしてきてゴム板が裂けないようにカバーを作ってその上から針金をねじって固定しました。軸側とモーターのクリアランスはこの程度は余裕なのは確認済み。
これで軸周りにかかるトルクを4カ所のワイヤーの固定点にも分散させる修理です。
それから、キッチンの石油ファンヒーターの少し離れた位置でぬるめの温風を2時間半ぐらい当ててて接着剤の乾燥をうながして待機。寒いからやっぱり25度程度に暖めておく必要があります。
なんとか、固着したので組み立て。
冬なので寒くてモーター軸に入りずらかったら、ファンの切れ目からマイナスドライバーを入れてトンカチも使って軸の周囲の金属部分を叩いてでも押し込みます。コツンコツンと。
そしてうまく入ったのが上の写真。
反対側のゴム軸受けの内部には、ラバーグリスを塗っておきました。
お掃除の様子は、割愛させて頂いたので、お掃除が気になる方は、上で紹介した記事をご覧ください。
今回も分解後にすみやかにお掃除しておきました。
キッチンハイターをかなり薄めてウエス(ぞうきん)でカビを消毒しながら拭き取りました。
ファンは、エアコンクリーナーでカビ取りをして乾燥させてから再び装着。
カバーなど再び再度組み立てて電源ON。
なんともなかった様に静かにファンが回り出し温風GETです。
修理後、1週間経ちましたが、特に問題もでず。
2009年製ですから設計上の耐用年数10年なので、設計耐用年数経過してまもなくの故障でした。
今回の修理費用は接着剤が550円の十分の一程度の使用量とはりがねとアルミ板で数百円もしないのでおよそ、500円以下で修理完了です。
我が家のコンプレッサー式除湿機のコロナCD-Pi634 100V 50/60Hz 170/180Wである。除湿能力は、 50/60Hz5.6/6.3L/日で入っているガスはR22の旧冷媒である。つまり良く効いて性能の良い除湿機である。04年製。
主な使用方法は、雨の日の洗濯物の乾燥と雨が降って蒸し暑い6月の夜などにエアコンと併用すると空気がサラサラして快適な睡眠を得ることができる。
実は、再熱除湿機能がない普通のエアコンとこの除湿機の相性がすこぶる良い!のである。
6月の蒸し暑い日の何が問題なのかというと、気温が25,26度と微妙に暑くない割には湿度が高くて不快指数のみ高い日があるのが問題で、これを通常エアコンのみで除湿すると、弱冷房除湿という機能上の問題で室温が23,4度以下になってしまう割には寒いけど湿度が高くじっとりみたいなあまり快適であるとは言えない状態になってしまう。
そこで、このコンプレッサー式除湿機をエアコンと併用すると、まず、エアコンの設定室温は25、26度か27度で良い。除湿機を動かすと、少々余分に電気代はかかるが、グングンお部屋の湿気を除湿してくれる。ところが、コンプレッサー式といえども電気を使っているのでその廃熱で部屋が暑くなってくるが、ここでエアコンちゃんが室温を25、26度に維持してくれるので、室温26度で湿度だけグングン下げることができるのである。この除湿機は、強と弱モードがあるので弱にしておけば少し弱い除湿もできる。
睡眠で人生の半分を過ごすわけですから一考の余地ありですね(^^
さて、話しがそれましたが、WEBマスターのお家の除湿機、少々、ファンから異音がしだしたという次第なのです。
ホコリも内部に溜まってきていそうな感じがしていますので、今回は分解してお掃除して異音の原因を探り直しましょう。
基本的に見えているネジを外していけばカバーをはずせますが、1カ所難しいのでお見せしておきます。
カバーをはずして電源を入れて異音を確認します。
ファンが剥きだしなので、指などを入れてケガしないようにしましょう。お子さんが見てるとかも注意して安全な環境なのを確認してください。ケガとかしますと、次回の修理品や工作などのモチベーションが下がりますので、手間はかかっても安全にやるっていうのはとても大事です。
カタコトカタコトと周期的な異音が鳴っています。ファンがどこかにこすれているような感じです。
ファンを外してみると、、あー、ネジが緩い、、ファンを固定するネジが緩んでファンがぐらついていました。
締めると異音がなくなったので今回は、異音の原因はファン固定ネジのゆるみで間違えなさそうです。
異音修理は完了なのであとはお掃除します。
熱交換器2枚重ねとコンプレッサーと膨張弁などエアコンそっくりな機構が見えてきました。
ていうか、エアコンですこれ(^^;)または昔の冷蔵庫だったりね。
凝結機(室内機)とコンデンサー(室外機)を重ねて空気を一直線に通して空気を露点まで冷やして結露させて、結露水を回収して、冷たくなった空気を後ろ側のコンデンサーを通してから外部に排気します。この時は、乾燥した空気がでてきます。こうやって、ひたすら凝縮器を結露させて湿度を回収していきます。ちなみに、コンプレッサー除湿機といえども、使った電気分のカロリー分は各実字に室温は上がりますが、室温が上がった方が空気中に含める水分量が増えるので洗濯物の乾燥には有利になりますが、人間にとっては室温が上がり続ければ当然、暑く感じる事になります。
あと、除湿機を回してる間は、窓を閉めて部屋を閉め切った方が良いです。理由1、上で説明しましたが、除湿機の放熱による室温上昇効果で洗濯物の乾燥には有利になります。理由2,窓を開けると無限に外から湿気が入るので除湿効果がなくなるし、電気代の無駄です。理由3、部屋に湿度計があれば、部屋の湿度の低下を確認することで、洗濯物の乾燥具合がわかります。
今は亡き、我が家のワンコの毛がついています。毛がやわらかいブラシなどでなでる程度でOKです。
タンク下
タンク下 クリーニング後
ファンのサイド部分
防振、密閉用のクッションのようなテープが汚れで真っ黒なので交換
車用に買っておいたクッションハーネステープを代わりに貼ります。
きれいに張れてない気がしますが、まあOK。
内径部分にハサミで切れ目を入れてあげるとよかったかも。
ファンは水洗いしました。
カバー類も全部、クリーニングしました。
クリーニングした部品やカバーを組み付けていきます。
きれいにはなりましたが小傷が目立ちますね。
内部の嵌合箇所は間違えないようにハメます。
コードも経路上にコード留めがあるのでしっかり入れます。入れないと振動で異音の元になります。
正面カバーを付ける前
正面のカバーをはめ込み
目が粗めのフィルターでホコリをシャットアウトしてます。
組み立てが終わったら、
このプラスチッククリーナーで小傷を取ります。
1本持っておくと、ヘルメットのバイザーとか家電のつや出しなどいろいろ使えます。
これで磨くと、ピカピカになります。
こんな小傷が付いたカバーが!?
こんな、トゥルントゥルンに!
ピカピカになりましたね。
仕上げの小傷とりまでやってメンテンナンス完了です。ファンの異音もなくなりました。
特にほかには異常もないのでまだまだ使えそうです。
除湿機は1台あるととても便利ですよ。
ちなみに、このタイプは、使用できる温度帯としては室温21度以上になります。