【ウィッシュ】車検前のエンジンルームメンテナンス【DIY】
目次
【ウィッシュ】車検前のエンジンルームメンテナンス【DIY】
【状況】
前回のユーザー車検よりまた2年が過ぎて2021年5月の車検の時期となったWEBマスターの愛車のTOYOTAのZNE10GことWISH XSである。2021年現在、WEBマスターも乗ってて感じるところであるが、まだまだ仲間(WISH乗り)が多いんではないかと思う。国道1号バイパスの2車線区間を走っていてWEBマスターとどなたかのWISHで並んで走ったばかりでもある。こんな13年超の車種が併走しちゃうって他の車種じゃあまり見たことないですね。それだけ便利な実用車なのでしょう。
この程度の使用感が出てくると、新車の頃は、木のカスが付くだけでもいやなもんですが、荷台にDIY用のコンパネ1枚丸ごと詰んだりしても心が痛みませんね。でも、ちゃんと1ヶ月1回は内装も掃除機をかけてホコリぽくないようにしてますし、古い車だからこそ、固形ワックスも切らさず綺麗には乗っているつもりです。
さて、今回も車検の時期となりましたので、車検前の点検と整備をしていきます。随時、消耗品は交換していますが、今回はプラグチェックとオイル交換とクーラント強化液(サビ止め補充)とラジエーターキャップとエンジンルームクリーニングを行いました。ファンベルトは2年前に交換済みで前回より5000km程度なのでそ他は点検のみでいけそうです。
【作業開始】
今回の交換するWISH用のラジエターキャップとKUREのフォーミングエンジンクリーナーとスーパーLLC再生強化液(サビ止め補充)です。
ラジエターキャップは、日本特殊陶業NTK(NGK)のP559A。
主要構成部品にステンレスを使用し、錆に強く安定した特性を持続させます。
個々の部品は強度・耐久性に優れた最適設計がされています。
スプリングを採用した負圧バルブの安定した作動がリザーブタンクからの冷却液の戻りを確実にコントロールします。
シール用ゴム材にEPDM(エチレン・プロピレン・ジエン・ゴム)を使用したことで、より耐熱性・耐LLC性が向上し、ゴムの劣化が少ないため確実なシールが持続できます。
P559とP561は、負圧弁が他社のものと形状が異なっています。
形状は、設計的な構造の違いであり、安心してご使用頂けます。
また、ステンレス材を採用しており、サビ・耐久性に優れています。
キャップは、スプリングとゴムがへたるとオーバーヒートの原因になりますので2年に1回程度は交換。メーカーサイトを見ると1年に1回推奨になってますね。
ラジエターキャップは、開弁圧力88kPa この時の沸点がおよそ120℃になります。あまり走行風が当たらない急な山道などでは仮に水温110℃でもまだ沸騰しないで冷却水が循環してるってことです。これは、冷却効率が大幅にあがるということを意味します。気温が30℃としてもその差を80℃も取ることができるので、気温との水温の差があればあるほど放熱には有利になりますがその限界もありおよそ、120℃ってことです。なお、水は温度が上がると膨張するので、エンジン稼働中には冷却水には圧力がかかっていると考えてください。なので、エンジンが熱いときにフタを開けると冷却水が噴き出してきてヤケドの危険があるので、触るときは冷えていることを確認してからフタをはずします。アッパーホースを触ってみて熱かったらまず、危険ですので冷ましましょう。
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KUREのフォーミングエンジンクリーナーとFALCONのスーパーLLC再生強化液P-710
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●泡状の洗浄剤が、汚れを浮き上がらせ、簡単に水で洗い流すことができます。
●手の入りにくい部分の頑固な油汚れやグリース、ホコリなどを簡単に洗浄します。
●電気・電子パーツにカバーをするだけで簡単に作業ができます。●成分:界面活性剤、脂肪族炭化水素
●内容量:420ml
●製品サイズ:200×Φ66(mm)
●製品重量:500g
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クーラント強化剤
純正のスーパーLLCに使用されている有機酸系防錆剤を主成分としていますので、消耗した防錆剤の機能を回復させ劣化したLLCを強化します。
スーパーLLCは勿論、従来のLLCにも使用できます。
消泡剤をバランスよく配合していますので、劣化したLLCの気泡発生を防止し、オーバーヒートを予防します。
まずは、エンジンルームのクリーニングからやってきましょう。
KUREのサイトでフォームクリーナーのページをみて手順を確認したので、バッテリーとオルタネーターにビニールシートをかぶせます。イグニッションコイルはカバーの中なのでカバーはそのままで。
ウィッシュのオルタネーター(発電機)です。13年故障なしです。
バッテリーCAOS これは何度も交換しています。
エアクリーナーボックスとエアフロセンサーの辺りの様子。
ホコリぽいですね。
■プラグの点検
エンジンカバーとマニホールド付近。
こちらもホコリっぽい感じです。見えてるワイヤーはアクセルワイヤーです。
ラジエターリザーバータンク。冷却水の温度が上がって膨張した部分はここに吐き出されます。冷えるとエンジンに戻ります。熱い冷却水が吐き出るとキャップ部分から吹くので付着します。
洗う前に、プラグの点検。
イグニッションコイル(プラグの電気火花用の高電圧を作る装置)を外します。
樹脂パーツがあるので割らないように気をつけます。横型で4発ですし上面だから楽ですね。
外して外観異常がないか点検。クラックとかオイル染みとかです。
ここにプラグの頭が刺さってます。
これが不調になると1気筒点火不調になりますのでエンジンのアイドリング不調、パワー不足、など割と目立つ症状が出て来ます。点火性の良いプラグで負担を減らして運用しています。
外した焼けたプラグ。うわー、完調ですね(^^ GOOD。この辺は、バイクもいじってるとよくわかります。4本分写真もありますが、ほぼ同じ状態なので割愛。プラグ周りは走行距離もまだ交換時期前だし掃除して戻しました。トルク管理はしっかりね。きつすぎてもダメ。緩むと不調の原因になります。
■スーパーLLC再生強化液補充
次は、クーラントにサビ止め剤を補充。劣化していきますので新鮮なサビ止め剤を補充してやります。これで、ウォーターポンプやらの寿命が延びます。
ここに、1,2本入れてやればOK。毎年入れる場合は1本で2年置きなら2本など。吹いた後のクーラントはあとでエンジンクリーナーで洗います。
■ラジエターキャップの交換
プラグキャップ交換ヨシ!
液面ヨシ!
■エンジンルームのクリーニング
KUREのエンジンクリーナー缶にやり方が書いてあるのでその通りにやっていきましょう。
バッテリーや発電機の養生はOKなので、まずは、スプレー。
汚れているところを集中的にプシューっと満遍なくスプレーします。
缶の裏側。電装品は養生しろとかエンジンが醒めてからやれとかスプレー後は、乾く前に洗い流せとか書いてあります。
5分ぐらいしたので、通常圧の水をかけて洗い流します。
リザーバータンク周り
マニホールド付近
バッテリーとエアクリボックス周辺
養生のビニールを外します。
オルタネーターは、ビニールをかぶせたので濡れてませんね。
雨天の走行中のエンジン内は走行風を取り入れてるので雨水も入りますが、電装品は一応、防水仕様なのですがあえてぬらす必要性もありません。
エンジンカバー
エンジンをかけて振動で水分を落としたり、近所を少し走行してやればすぐに乾くでしょう。
リザーバータンク周辺も綺麗になりました。
今回は、2021年5月の車検前のエンジンルームの前点検になります。