【ウィッシュ】ラジエーター周りのメンテナンス【ZNE10G】
【ウィッシュ】ラジエーター周りのメンテナンス【ZNE10G】
※自分の車の自動車整備に資格は不要ですが、間違った整備は事故につながる可能性など
ありますので自己責任の元、作業を行ってください。
【2019-04 WISH 近影】
【2019年の車検対応整備をする】
全国WISHユーザーの皆さん、当ブログのお客様こんにちは!WEBマスターの愛車も2019年の5月が再び車検(継続検査)なので、点検整備をちょっとづつ行っています。
もう何度目かの車検なのか忘れてしまいそうですが、車検証によるとH16年登録ですので13年超経過の車検となってまいりました。なぜか、重量税が約1万円高くなっております(泣
買い換えもいいんですよ、けどトヨタのラインナップを眺めてみたのですが、WISHちゃんは廃盤(ナント
他にロールーフミニバン(ステーションワゴンタイプ)がカローラフィールダー(5人乗り)辺りしかなくなってしまいましたね。
WISHの実家のネット飯店はどうかなーと見ると、プリウスαしかない現状を鑑みるともしかして、ちょっと今のままが幸せみたいな心境に落ち着きます。なんせ、近頃は2年間で5000キロ程度しか乗ってなかったのでハイブリッドで5人乗りでは持ち腐れですよね。DIY好きのWEBマスターですから、ホムセンから材木などを買って運んでくることもありこなれた車はとても使いやすいです。
しかもですね、ロールーフミニバンのWISHは横方向の安定性がダンチ(段違い)に良いんですよ。
これをみてください。
ウィッシュの側面衝突試験の動画です。1個新しい型ですが、重量配分的な物はほぼ同じです。
もう一つ、同じネッツ飯店のボクシーです。
ボクシーが危険だと言う気はないんですよ。
横方向の安定性についてロールーフタイプは安定性が良いということが言いたいのです。
これは、高速旋回性や高速コーナーなどで大きな差となって感じられますね。
という利点も多々あるWISHちゃんですので少々、話しが脱線しましたが乗れるウチは大事に乗っていこうと思います。
さて、今回は、ラジエーター周りの整備をDIYで行っていきます。
【交換部品】
- ラジエーターホース(アッパー、ロワー)
- サーモスタット
- 樹脂分岐管
- スーパーLLC交換
【作業開始】
ジャッキアップしてエンジンルームこんにちは。
リザーバータンクをはずします。
エンジンが【冷えている】のを確認してから、ラジエターキャップを開けます。
ラジエター熱い時に開けると、熱湯となったクーラントが噴き出してヤケドしますので注意。
見えるかしら?この奥の白いプラの蝶ネジがクーラント抜き取り用のドレンネジです。
このネジの下部あたりに、デカイたらいを置いて抜き取ったクーラントが出てくるので受け止めます。
それで、テンショナーを押し下げてファンベルトをはずします。
それから、バッテリーのマイナス端子を外してから、車の発電機(オルタネーター)をボルト2本外して外します。
かなり固く締めてあるボルトなので大きめのラチェットがあると外しやすいかなと思います。
オルタネーターをはずすと、ロワーホースのエンジン付け根部分が見えてきましてこの中にサーモスタットが収まっています。
これも見えている2本のナットをはずすと外れます。
ホースバンドは、ウォータープライヤーがあれば緩められるのでスライドさせたり手前に動かしたりしてずらせばホースがはずせます。
クワっ!はずれました。写真の手前側に印的な小さい丸っこい部品がついています。
ゴムのパッキンがついているので新品サーモスタットに新品ゴムパッキンをはめておきます。
新旧の劣化具合は不明ですが、走行12万km越えてるいるので今回は、ホースと一緒に交換しておきました。
ロアーホース外しました。新しいホースに部品をセット。
新しいサーモスタットをはめ込んでホースを戻します。
個人的に苦労したアッパーホース
なんで、ホースを換える事にしたの?と気になっている方もいると思います。
そうなんです。クーラントが通常より減るのが若干早いので原因を考えていたんですが、調べた結果、ウォーターポンプ周りなどには漏れもないしあとは、ホース劣化によって滲むような感じで漏れているのかなと漠然と考えていたんですが、アッパーホースを外してみて確認しました。
ナント!ホースのラジエーターに差し込んでいる部分が白くなっているでしょう?これは、乾燥したクーラントのカスです。要は、アッパーホースが劣化してカチカチになってしまっているのでクーラント液を密閉しきれずに滲んでいたんでしょう。
ということでホースを用意しておいてよかったです。
アッパーホースを外すには、エアクリボックスから延びてくる太いホースを外す必要があるので周りについているセンサー類のカプラーや細いホース(エンジン換気系)をはずしておきます。
ではずしていくとヒーターコア(暖房用)へクーラントが分岐する配管の3つ又がありますのでこれも交換しておきます。
新品と比べるとかなり変色しておりました。
新品3つ又管パーツに交換して、太いアッパーホースを気合いで抜きます。コレがまたクッソ固いです(泣
少々、奥なので足下に軽量ブロックをもってきて置いてあります(笑
やはり、ここはエンジンからの高温のクーラントが常に流れてくる部分なのでホースの劣化具合も相当あると思います。
新品アッパーホースです。16571-22130 2400円ぐらいです。
断面ですが、丈夫な繊維が埋め込まれているので破裂などはめったにはなさそうです。
ホースを填めてバンドで固定。
3つ又管にもホースを固定
横から。エアクリーナーはキレイなので交換ナシ。
ラジエターに接続。新しいホースは弾力性がやっぱあってブニュブニュです。古いのはもうカッチカッチに固いです。
エアクリの周辺も元に戻していきます。
オルタネーターの取り付け。固めにボルトを締め込んでおきます。戻す前に、各部のベアリングのガタや回転具合などを確認しておきましょう。取り付けたら、ファンベルトも取り付けます。この車は、この辺りがホントに整備しやすいと思います。
今回の秘密兵器。クーラントファンネル。
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クーラントは、スーパーLLCピンクです。
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約5Lぐらい抜けて2本半使っていますので3本は最低必要になります。
水道水で薄めるタイプと違い純水で作られているので水道水中の余計なカルキや不純物がないので水路に析出物が付きにくいと思います。
これは簡単ですね。ドレンのネジを締めてからジョボジョボ注いでいきます。
エア抜きなんですが、ウィッシュは、写真の中央部分のところからエアー抜きのネジがありますのでそこを緩めて、クーラントが出てくるまで開けておきます。
ココと
ココです。
リザーバータンクも掃除してから新しいクーラントをセット。
このままエンジンをかけてヒーターを全開にしてエンジンーラジエーター流路のエアーを抜いていきます。
クーラントが吸い込まれていったらどんどん補充。
コポコポと空気の泡が出て来て時間が経つとあまり出なくなってきます。
バッテリーの端子も戻してエンジンをかけて暖気運転。水温が上がるまで放置しながらエアーを抜きます。
途中、ブワンブワン吹かして回転を上げてやります。
10分か15分ぐらい経過してエアーが抜けたらエンジンを止めます。
ファンネルの下にコックが付いているので閉にして取り外します。熱いので注意。
吹いてはこないので外したら、新しいラジエターキャップに交換して締めてロックもしっかりして蓋をします。
一応、完了ですが、しばらく走行するとリザーバータンクのクーラントが減ると思うので都度、補充してください。余った分のポリ容器を車に詰んでおけばOKです。
少々多めに入れておきました。
ちなみに、クーラントですが、エンジンの流路含めての全量交換をしているわけではないので全量は入れ変わっていませんので適宜、クーラント強化液などを追加してあげるとサビ止めの成分の有機酸系防錆剤などが補給されてGOODだと思います。
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WEBマスターは、静岡県在中なので災害時の備えとして、断水してもトイレの処理ができるように簡易トイレとしてビニール袋とこれを用意してありますのでこのようなトイレ用の凝固剤で固めて燃えるゴミにして処理しましょう。一気に捨てると嵩張るので何度かに分けてもいいですし晴天の日に何日かたらい事置いとけば蒸発して水分が減りそうです。ペットが舐めないように気をつけてね、有害なので。