※一番写りが良かった後ろのドラレコカメラの様子
ついにあおり運転厳罰化となる「妨害運転罪」が令和2年の2020年6月30日から創設されることになりましたね。あー車にはもう何年も前から、主に交通事故に備えて装着しておりますが、今回は、WEBマスターの普段の足用のバイクの50cc原付スクーターにドラレコを付けたというきろくになります。
そうですね、WEBマスターもJOGで危険な煽り運転をされたことが数回は確実にあって通報すればそれなりに検挙されたんじゃない事案が過去にありましたが、ドラレコ装備していなかったので実質的に、証拠がなく証明できないので事故が起きたなど重大な局面がない場合は、証言だけでは難しいという実感があります。
一番危険を感じたのは、2車線ずつの道路左端ででオバさんが運転する車がWEBマスター車のJOG後方を走っておりました時に、前方の信号が赤になりつつもなぜか、オバさん、抜きにかかってきましたが、おおおまじいいって感じのミラー擦りながらの接触行為をしながらの追い越しをかけてきました。ミラーがこすれたので、厳密には「接触事故」ですが。
この時、あまりに危険を感じたのでこのオバさんのフロントガラスをバンバン叩くと減速して後ろに下がりました。この時、通報しても良かったのですが、実質的に被害がないのでこのオバさんの違反を通報する形になるのですが、ドラレコが当時なかったのでどんな危険運転されたのかを証明することができず、お巡りさんも大した問題にしなかったでしょう。
走行中の車がバイクに幅寄せしてミラーを擦り付ける行為ですから非常に危険極まりないんで取り締まりして欲しかったのですが、実質的に泣き寝入りする事になりました。
もう1件、同じくらい危険な思いをさせられたこともあります。
ドラレコ映像があれば、今後は、このような危険運転は「妨害運転罪」となり処罰されることになります。という思いが当時からWEBマスターの心の中にはありましたのでバイク用のドラレコを探していたのですが、今回は、オススメできるようなバイク用のドラレコを装着しましたので、取り付けの様子からご紹介していきたいと思います。
■本体の設置場所(JOG-Z↑)
JOG-Zは、所謂、一つの50ccスクーターですから小さくてコンパクトなバイクです。
単車とは違いフルカウルになっておりフレームがカウルに包まれて一見スタイリッシュな印象になってますしカメラ用の固定箇所も少なく、ドラレコ用の本体、カメラ2台、配線を隠蔽配線でキリっと取り付けるには気合いと工夫が必要になります。
とりあえず、SDカードなどが入る本体はメットインには収納しない。事にしました。
また、メットインの構造の周囲もバッテリーが元からあるしギリギリなので設置困難です。
エンジン周りも熱と振動とプラグノイズなどでロクな事にならないことは容易にわかるので避けてフロントカウルのホーン収納されている辺りの隙間に収納することを考えました。
ただし、バッテリー直ケーブルを増設して引く必要はありますが、メインキーのハーネスの近くなので配線の取り回しは楽な場所です。唯一の懸念は、事故が起きたときに壊れやすい場所なのでその時にSDカードが守れるかは不安ですね。しかし他の場所でもバイク毎粉砕されれば同じかと思至りました。そのようなひどい事故に巻き込まれないように気をつけましょう。
今回、JOGーZに取り付けたドラレコは、2020年に発売されたミツバサンコーワのバイク用ドラレコです。他にもGPS付きカメラ前後で2台や1台のバリエーションがありますが、JOGーZには前後2台のEDR-21を採用しました。
GPSはついていないので、時間合わせはスマホアプリで同期させます。
所詮、近距離街乗り用のJOGーZなので映っている映像で場所は特定できますから
十分です。
【カメラ】
前後同じものが2セット入っています。
SONYのCMOSセンサー200万画素のカメラです。
防水防塵、耐振動仕様です。
東芝のドラレコ用の16GBカードが入っています。
動作確認、街乗り用には必要十分ですね。
【ドラレコ本体部】
各種ケーブル、メモリ挿入部、リセットスイッチ、マイク穴などドラレコの
記録用基板やシステムが治められています。防水防塵耐振動仕様です。
電源は、バッテリー直に引くDC12V系統とメインキーをONにしたときに電源が入るようにする配線を接続します。
50ccスクーターのバッテリーは小さいですが取り付け後の動作は好調でしたのでOK。
では、取り付け作業にとりかかりましょう。
まずは、下準備から。
■カメラ固定用のステーを自作します
JOG-Z用の固定金具などは市販されていないのでこんな金具をアルミ板から
制作します。
ホームセンター等で売っている1.5mm圧のアルミからアルミ片を切り出します。
(ここにペタっと貼り付ける)
左右2回曲げて角を落として面取りしてこんな感じにしました。
アルミでステーを作ったのは接着面積を増やして安定させたかった。
のとバイクのメンテの際に脱着しやすいようにしたかったからです。
4ミリネジ用のブラインドナットでカメラをネジ止めできるようにします。
ブラインドナッター(簡易版)のような製品があります。
アルミブラインドナットをこんな感じに固定することに。(圧着前)
ブラインドナットを圧着すると、薄板にもネジ止めできるようになります。
【後部カメラのステー】
後部のカメラは、ハイマウントストップランプの固定ネジの部分に一緒に固定するように
金具を作成しました。
詳しい写真がありませんが、上が試作中の写真です。
アルミチックな色から、黒く塗装します。シリコンオフで脱脂。
カラーアルミスプレーで塗装。
アルミにカラーが乗るスプレーです。
夏場なのですぐ乾燥しますね。数回、重ね塗りしていきます。
表面は、防食用にフッ素樹脂クリアースプレーで保護します。
F型耐候性フッ素樹脂スプレーを使いました。
完成です。ハンドル部の金具は、カメラとセットなっていた3Mの両面テープを利用しました。
【バッ直線を作る】
ドラレコの電源を引くために古いメインハーネスとは別にバッテリーから電気をフロントのカウル内に直接引っ張る為の配線を作ります。
ーWEBマスターのバイクは、トリクル充電用のバッテリー直ケーブルをメットイン内に既に引き込んでいました。その根元に分岐ケーブルをつなげて2本目のバッテリー直ケーブルを作ります。
かなり昔に作った分岐部分。
配線を切断してプラスとマイナスに分けます。太めの2スケぐらいあるケーブルなので圧着することにしました。
電気工事用の圧着ペンチとスリーブ小で圧着してみます。
圧着しました。
圧着部分に絶縁用のキャップを嵌めておきます。
保護用のコルゲートチューブにケーブルを通します。
念の為、バッテリーをつないで先端まで電気が来ているか確認。OKなので配線していきます。
コルゲートチューブを配線します。
メインハーネスに沿って配線。
カメラケーブル用の配線はこんな感じ。防水コネクタになっているのでネジで固定。
ゴムのカバーを嵌めます。
ドライブレコーダーの本体用の配線はネジ止め用の端子になってるので切り落としてコネクターに替えます。
コネクターにしました。
新しくコネクタ用の圧着ペンチを買いましたがコレGOODです。
セットに入ってる電工ペンチはちゃちすぎて精度が悪すぎましたがコレはほんとに精度もよくしっかり圧着できました。
次は、メインスイッチのカバーをはずして、キーONで+12Vが出てくる配線を探します。
茶線と思われる線ですが、これがキーONで+12Vが出るラインです。
カットして分岐ラインを作ります。
熱収縮チューブを通してから、スプライス端子で分岐線を圧着。
ちょっとブレましたがハンダも盛っておきます。
圧着して、キーONで+12Vライン分岐完成。
バッ直ラインも近い将来、ホーンの交換などできるように同じように2分岐しておきます。
フロントのカメラ取り付け箇所の脱脂。
両面テープで固定します。
フロントカウルの中は、雨風が入り放題な場所なので防水加工してありますが汚れ防止のため
スマホ用の防水袋に本体を収納します。
あとは、フロントカウル内に収納固定していきます。
横から見るとこうなります。衝撃吸収用にスポンジクッションで本体を固定。
バンドでケーブルをまとめておきます。
動作チェックOKなのでカウルをもどして行きます。
カウル全はがしと配線加工を丁寧にやっていくとかなり手間と時間がかかりましたネ。
ドラレコサンプル動画、スマホで動画チェック、アプリ画面などのドラレコの詳細は別記事にて。
【2st原付】ピストン&ピストンリングの交換【JOG-Z】で始動したJOG-Z 1992 あのパワーをもう一度!計画。の続編です。
坂道を登る時に遅くなってパワーダウンしてしまうWEBマスターのJOG-Z。
前回は、ピストンとピストンリングを交換しましたが、それでもまだしっくりこないので今回はマフラーを交換することにしました。2stエンジンのJOGは、オイル分離給油式なので2stエンジン専用オイルをキャブレターの中でガソリンに混ぜ混ぜしてエンジンに送り出していますが、2stエンジンの特性でそのマフラーは燃えカスのススが溜まり易くなってマフラーの中のパイプを詰まり気味にしたりします。
詰まり気味になってくると、エンジンの吸排気抵抗が増えてパワーダウンや白煙が増えたりという症状がでます。
この車両は、オリジナルマフラーの3WFが付いていますので最初からマフラーはノーメンテということになりますので今回は新品純正同等品に交換することにしました。
マフラー詰まり解消というと焼きを入れたり薬品を使って洗浄したりしますが、今回は新品マフラーに交換することにしました。WEBマスターのお家の周辺は住宅が等が密集しているので煙がモクモクでるようなマフラー焼き作業ははばかられます。薬品(パイプフィニッシュやパーツクリーナー)は時間がかかる(つけ置き日数等)ので見送りしました。
※ハイパーブラックマフラー MF-3YKを購入。
まだまだ大事に乗る予定なので必要な部品代は惜しまず投入します(^^
↑新品
↓はずした古い3WF
形状的にはもうソックリです。
新品のエンジン側と出口側です。
それでは、作業としてはまず古いマフラーの脱着。
センタースタンドをかけて作業する下にひざをつけるマットやダンボールセットします。
正面にみえてる上下のボルトを緩めます。
エンジン排気ポート側です。真下なのでやりにくいですが、この排気管の付け根の10mmボルトを緩めれば外れます。
ちょっとブレましたがこのように外れます。
排気側を緩めたら、最初に緩めた2本をはずしてマフラー本体を支持しながら排気ポートからはずしてやります。
新しいマフラーです。カバーはブラックに。
ガスケットが1個付属品で付いてきますので新しいのに交換。
ボルトを4カ所締めて交換完了です。
新しいマフラーはやっぱり抜けが全然違いました。はずした3WFも抜けるには抜けましたが新品マフラーはエンジン音が全然軽い音で静かになりました。
パワーについては復活させるためには、まだまだやる事が実はありましたが。続く。
【2st原付】ピストン&ピストンリングの交換【JOG-Z】
2st 50cc 原付スクーターバイク JOG-Z 1992 YAMAHA WEBマスターの足用バイクである。
自分で日々、DIYメンテナンスを行い維持して乗っているが、最近フトね。WEBマスターは気がついてしまったのだよ。
この子、坂道がおっそいの。
普段は坂道を走る事がほとんどなかったので気にしなかったのだけど、坂道に差し掛かると
30km/h以上になると加速率が悪化しキツめの坂だと失速すると言う状態。
また不都合な症状として、最近は始動性の悪化、キックの戻りが悪いなどの症状が出始めたので、
JOG-Z 1992 あのパワーをもう一度!計画。を始動することにしました。
その第一弾として、走行距離もかなりいっているのでピストン&ピストンリングを交換メンテナンスから
やってみましょう。
■交換後から観察したピストン&ピストンリングが摩耗した時の症状
この記事を書いているという事は交換は成功したということです(^^
ので交換し終わってしばらくした後からわかったピストン&ピストンリング交換前の症状です。
などの症状がありましたが、ピストン&ピストンリング交換によって改善しました。
ただし、同時期に、キャブレターのオーバーホールやマフラー交換を行ったのでこれらの作業の影響も
ありますが、始動性については、オートチョークの機能をカットしてますが始動性は良いです。
キャブレターに燃料が入ってくればワンキックでエンジンがかかります。※注夏場※冬までにはオートチョークも復活予定。
ということで、走行距離も伸びて上記の症状が当てはまってきたら、エンジンに悪影響が出る前にピストン&ピストンリング交換を考えた方がよさそうです。
ヤマハの純正部品が取れる通販などで購入します。
ウィブバイクやモノタロウなどです。
交換する物は、ピストン、ピストンリング、ガスケット、ピストンピン、ピストンとコンロッドのベアリングですね。
ガスケット以外は、純正品を利用。
まず、ピストンにピストンリングを2本セットしておきます。
スクーターの50CCのピストンって小さくてカワイイ。
ピストンを観察すると、上下方向に向きがあるので注意。
ピストンリングいじりに慣れてないWEBマスターがピストンリングをセットするときにやった方法は、
ファイルケースありますね。これをピストン外周に合うように切って巻き付けます。そして、上からピストンリングをかぶせて滑らせて行きます。
それで、トップリングとセカンドリングがありますのでそれぞれの位置に移動させたら、ファイルケースをずらしていけば溝まで簡単にハメることができました。トップリングはフチが白い方でリングの切れ目は、ピストンリングの溝のでっばりがあるのでそこに切り欠きがくるようにセットします。
はい、出来ました。シリンダーに入れるまでは、リングはかなりブカブカしています。ピストンリングは、シリンダーの中で摩耗からピストンを守っている重要な部品になります。
次は、エンジンの腰上を開ける必要があるのでカバー類を脱着します。
詳しいカウル類の外し方は割愛して先に進みます。メットイン部も外し終わるとエンジンが見えてきます。
エアークリーナーボックスも外して
ファンカバーも外します。
シリンダーが露出しました。インテークマニホールドにゴミが入らないように養生。
で行きますよ。シリンダーのナットを外してシリンダーヘッドカバー脱着。
シリンダーヘッドカバーの様子。カーボンは少なめ。
キックしてピストンを動かして表面を確認すると、ピストンは真っ黒。
矢印は地面方向になってます。
シリンダーの本体を引き抜いてやるとピストン出ました。それなりに吹き抜けている跡はあります。
リングは固着なしなので走行距離が伸びてリング摩耗と考えて間違いなさそうです。
吹き抜けた分はピストンの移動の抵抗にになると思われるのでパワーダウンになりますし混合気の方に排気がモロに混ざりますので白煙が増える原因にもなりそうです。
ピストンピンを外して
ピストンをコンロッドから外してやります。コンロッドを持ってガタツキを調べたりしますが異常なし。ここの奥が見えている部分は、ウエスなどですぐに塞いでおきましょう。異物やゴミを落とすと取れなくなります。
シリンダーヘッドカバーを真ちゅうブラシなどで磨きます。
オイルストーンでガスケット面を軽く磨きます。
ピストンに2ストオイルを塗って装着します。
コンロッドにベアリングなどをセットしてピストリングを取り付けたら、C型のピストンピンのクリップをはめます。切れ目が切り欠き部分から90°回して切れ目が見えない位置で固定。
それなりにキレイにしたシリンダー本体を装着。
ガスケットを先に入れてシリンダーをかぶせてピストンを入れていきます。ピストンリングを指で縮めて切り欠きからずれないように注意してシリンダーをかぶせます。
シリンダー本体を奥までセットしたらキックを軽く踏んで軽く動くか確認。
すごい滑らかに動きます。
シリンダヘッドカバー用のガスケットを入れて
ナットを仮に固定。ゴミが入らないようにプラグも仮固定。
対角線上のナットをキックを何回か踏みながら、何段階かに分けて締め込んでいきます。締め付けトルクは、約14N・m(1.4kgf・m)にしました。
シリンダーヘッドカバーを取り付け完了しました。プラグを締め付けておきます。
外しておいたオイルタンクやキャブレターを取り付けていきます。
キャブレターにホースやアクセルワイヤーをセット
ファンシュラウドを戻します。オイルのホースの取り回しに注意。
ビキニ状態まで戻ってきました。
ここで試運転します。
各部を最終点検しなにか忘れていないか落ち着いて作業を振り返りつつ確認します。
↑この行程大事ですね。
よくありそうなのが負圧ホースが抜けていてキックしまくってもエンジンかからないよー涙
とかあります。
とりあえず、エンジン始動においてはすんなり始動しました。
アイドリングで数分放置して異音やオイル漏れなどないか確認します。
あとは、カウルを戻して完了。
積算で100KMくらいになるまでは、全開走行は禁止でいたわり走行します。
一応、ピストリングリングとピストンはかるーく面取りっぽいことをしておきましたが、念には念を入れて慣らし走行しておきます。
しばらくしたら、キャブレターのオーバーホールとマフラーも交換しようと思います。
まずは、現状で慣らしを行っていきます。