【SHARP】マイコン炊飯ジャーの修理【炊飯器】
【SHARP】マイコン炊飯ジャーの修理【炊飯器】
おー、うまいこん炊けた飯ジャー!
コンパクトなマイコン炊飯ジャーを修理する記事です。
【状況】
今回は、修理の依頼が舞い込んだのは、
SHARP マイコン炊飯ジャー 3合炊き。
ペコペコな押しボタンの炊飯器です。
故障がでたときの症状は、『炊いてもおかゆ状になって芯がある。』
ということは、保温にはなるけど、炊飯が出来てないってことだとWEBマスターは判断しました。
WEBマスターも学生の頃、間違えて保温にしてしまったことがあります。そのとき、『炊いてもおかゆ状になって芯がある。』ほぼこの状態だった記憶がかすかにありました。
故障症状から推測すると、操作はできるので、マイコンはセーフ。電源も入って保温もできることから、炊飯時のヒーターもしくはその制御系の故障のようですね。
分解修理開始!
底から分解していきます。
コンセントのリールをはずしてそのネジと底蓋のネジ4本。
はい、開きました。
保温断熱用のグラスウールに包まれた釜の部分と制御基板と配線たちです。
コネクタをはずして、
スイッチ部をはがします。もうスイッチのカバーなんてシールですよ。
今回の故障の原因は、おそらくこの基板に見えている黒い部品。すなわち、左の箱がリレー。右がトライアックでこのどちらかの不良が考えられました。
トライアックちゃんは、双方向サイリスタといってG(ゲートピン)に信号が入ると、双方向の電流すなわち、交流をONOFF制御を可能にする部品です。
このゲートピンに入る信号を制御することによって、ヒーターの暖まり具合をうまーく調整して火力を制御するわけですよ。
よって、これが故障すると、今回のような症状になりますね。
しかーし、リレーもスイッチとして動作しますのでまずは切り分けが必要です。
トライアックは、テスターしかないWEBマスターだとちょっと故障判定を出すのはむずかしいので
まずは、ハッキリ不良判定ができるリレーを、
基板上だと正しく判定できないのではずしました。
半田吸い取り線で半田を吸い取り、ソルダーアシストでこじればOKです。
コイル側の端子に12Vかけてみたところ、カチカチ言ってスイッチもOKでした。
リレーは正常。
やはり、トライアックか、、型式は、BCR3KMです。
導通だけ調べるも特に故障は見いだせず。
テスターじゃわからない故障モードもありそうです。
ヒーターも調べましたが、抵抗値も正常でした。
リレーも正常な今、トライアックを交換してみるしかなさそうです。
そこで、部品を手配しました。
トライアックを交換。
すぐに届いたので交換しました。
裏側です。
これで、とりあえず、元のように組み立てていきます。
ボタンを取り付けます。
この写真を見ながら、配線たちを同じ場所に接続します。
動作確認です。
とりあえず、炊飯器なので、お米を炊くしかありませんね。
WEBマスター宅は無洗米です。
リレーがカチカチって、蒸気が出て来ましたよ。
良い感じです。
ピピッとお知らせ音がなると、どうでしょう!
上手に炊けました。
炊きあがったらちゃんと混ぜ込みます。
動作確認だからって無駄にせず美味しくカレーになりました。
最近のレトルトカレーってレンジでそのまま暖められてすごいですよね。
混ぜて蒸らしてる間に、カレーをかけて完了です。
修理成功!
でも、なんで故障部品がすぐわかったの?
すぐには、わからないのでリレーもチェックしました。
でも、基板をよく見ると、
他には、ヒューズも正常だし、マイコン部を除いて壊れそうなメンツがリレーとトライアックだったので消去方です。
サンヨーの圧力IHのフックが、戻らなくなり蓋が開かなくなりました。パナソニックの工場で、部品がないと言う事で(9年前の製品)返却されました。保温状態が非常に良く美味しい製品は、他に無いしもったいないので、自分で修理出来ないか挑戦して見ようと探していましたら、このサイトを見つけました。ラッキーです。果たして出来るか?
他にシュワー水栓も取り付けた経験が有るし(成功!)
洗面のパッキン交換も手掛けたし、ソファの台から交換もしたし、後 未だ資料だけ集めてやってないのですが、体脂肪計も修理するつもりです。(SWが付かないだけ)
こんな具体的な内容を有難うございます。
早速やらせて頂きます。感謝です。